Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

加納 石人の書

【賽の河原地蔵和讃】亡くなった子ども(水子)と地蔵菩薩の物語

2017.11.11 08:04

この作品は、巻物です。


【賽の河原地蔵和讃】

子どもを救う地蔵菩薩の威徳を表現した和讃(歌のようなもの)。

和讃の趣旨は地蔵菩薩の徳を讃えるような流れで結ばれるのだが、それまでの描写( 亡くなった子どもらが賽の河原で悲しみ恐れ泣き叫ぶ様子)が酷い。

「なぜ亡くなった子どもらは、死後にまで責め苦を受けなければいけないのか?」

 →親を嘆かせ、悲しい思いをさせたから、子どもらは責苦を受けているという理屈である。

 

どうすれば、子どもが責苦を受けなくてすむか?

  →親が涙をぬぐえばいい。親が嘆き悲しまなくなれば、子どもは責苦を受ける理由がなくなるから。

 亡くなった子どもらには地蔵菩薩がついている。だから親は安心して涙をぬぐって、もう一度前を向いて歩きはじめてほしい。悲しみは簡単には癒えないだろうけれど、涙をぬぐってその笑顔を子どもたちにみせてほしい。元気だよ、と。

 それが亡き子の供養になると、賽の河原地蔵和讃は、親へ伝えたいのではないかと思う。