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氷瀑ナイトラン(前日編)

2022.02.07 00:49

今回の氷瀑ナイトランの仕掛け人は、どうやらMMKさんだったようです。MMKさんがK松さんに「うちの会長がナイトランやりたいらしいよ」と伝える➡K松さんが会長、ついでに僕を誘う➡僕が土曜日ブログに書く➡それをみたSKMさん(UTMF3回完走者)が緊急参戦。でも、K松さんはMMKさんも誘ったけど断られたそうです(笑)


さて、相撲の立ち合いがいきなり始まらないように、落語にマクラがあるように、本題に入る前に今日は前日のもようをお伝えしたいと思います。


*   *   *


2月5日土曜日。寒い、そして風が強く吹いている。たぶん今夜はもっと冷え込むだろう。愛知県などは大雪予報が出ていると妻が言っていた。昼すぎにAmazonで注文していたヘッドライトが届く。開けてみると想像していたよりゴツくて重い。取説を見るとヘルメットの装着方法が書いてある。どうやら工事現場用らしい。さすが夜中に酔っぱらって注文しただけあるなと、自分に感心する。

土曜朝のブログに人生初ナイトランに行くことを書くと、K松さんから「今晩、よろしくお願いします🙇⤵️人生最初で最後のイベントにならないようにしましょう🤣」とのコメントが入る。そうか最後の晩餐か…で、最後の晩餐なら何を食べたいか自問した結果、キッチンきねやのポークステーキ定食を食べに行く、うまし。

そして防寒対策グッズを探しに、まずワークマンへ。手袋は工事現場用しかなかったので、耳当てつきのキャップだけ購入。499円、安し。

手袋を求めて、ジャンボスポーツシラトリへ。ノーブランドのスキー用手袋と、安くなってた裏起毛のインナーを購入。こちらも安し、比較的。もしかしたら、僕は「買い物上手さん」なのかもしれない。ココナラで買物代行やってこのスキルを活かしてみようかな。

家に帰ってバックパックにいろいろ詰めてみる。一応遭難したときのためにサバイバルシートも入れとこう。無事生還を祈りながら、準備完了。

集合は午前0時。現在の時刻午後5時30分。今夜のために仮眠しとこうと思ったが、僕の場合アルコールなしには寝られない運命を背負って日々精一杯けなげに生きている。仕方ない、ビール1本だけ飲んで寝よう。ナイトキャップというやつだ。プハ~、うまし。

ベッドに入って入眠音楽をかけ部屋を真っ暗にするも全然寝られない。仕方ない、日本酒をちょっとだけ飲もう。ナイトキャップというやつだ。アルコールが喉にしみわたり、吟醸香が鼻に抜けていく、やはりうまし。

再びベッドへもぐりこむがやっぱり寝られない。だがこれ以上飲んだら、薬師岳できっと後悔することになる。お前は理性の人じゃなかったのかと、自問すること2時間。ところどころうつろうつろしながら、ともかく目をつぶり身体を休める。


あとになって知ったことだが、この頃まっちゃんは2時間ふつ~に飲んでたとのこと。僕も後悔なんて考えず、思い切ってそうしちゃえばよかった。


午後11時過ぎ、玄関。妻にもしかしたら帰ってこれないかもしれないとこれまであったいろいろなことを懺悔したあと、静鉄で新静岡駅まで。新静岡駅は、すでに営業終了していた。この時間だから当たり前だけど、すでに異次元の空間に足を踏み入れてしまったような感覚を覚える。

徒歩でJR静岡駅へ。こちらも上りは営業終了、下りはサンライズ瀬戸0:20発のみが電光掲示板にさみしく流れていた。構内にも冷たい風が吹き抜けていた。こんな時間に今から走って竜爪へ行くと言ったら、誰に話しても冷たい視線を送り返されるだろうな、きっと。

午前0時、会長、SKMさん、そしてK松さんが予定通り集合。「もう行くのはやめて、その辺の居酒屋で吞みませんか」という言葉を飲み込みながら、ともかく僕らは北上を始めたのであった…。


~つづく~


(KBT)