氷瀑ナイトラン(当日編)
昨日のつづき。
JR静岡駅を出発した4人は、途中江川町のセブンで補給をして、午前0時26分浅間神社でまっちゃんと合流。まっちゃんはこの寒いのに、なんと短パン(゚д゚)!
そしていよいよ、僕にとっては人生初ナイトランスタート。思ったより寒くないし、ヘッドライトが思ったより明るくて、そして思ったより眠くない。こんな感じ👇で賎機山のトレイルを走る。
夜景がきれい。ナイトラン、いいじゃん!
でも、昼間見ても不気味なパンダは、夜はいっそう不気味さを増していた。
午前2時30分、鯨が池の自販機で給水を補給。普段は飲まない甘い缶コーヒーで身体を温めたら、いざゆかん文珠岳へ。以前逆回りアラウンド竜爪で経験済みとは言え、この登りは半端な~い。K松さん先頭、まっちゃん、会長と続き、この3人はふつ~に会話しながら余裕の登坂。少し遅れて僕、最後尾はSKMさん(UTMF3回完走者)がついてくれていろいろ気を配っていただきました。午前4時50分、文珠岳到着。
設置してある気温計はマイナス7℃を指し、風が雪交じりに横から吹き付ける。立ち止まると体感温度もぐっと下がるので、休憩せずに先を急ぐ。
薬師岳山頂到着。さらに冷え込んできたので写真も休憩もなしに通過。ここまでうっかりランニング用の手袋をしたままだったので、気づくと指先の感覚がない。スキー用手袋に替えようとしたら指が動かず、SKMさんに手伝ってもらい装着。やっと指先の感覚が戻る。
途中写真を撮ろうしたら、スマホが2台とも電源が落ちてしまっていて撮影不可。なんでも気温が低いとそうなるそうで、人によってはスマホをホッカイロを温めるとか。やはり山はなめてはいけない。昨日ビール1本+日本酒1杯で我慢した自分を褒めてあげたい。
午前6時を過ぎると、うっすらと空が明るくなってくる。途中朝日に照らされた富士山がくっきり見えた。春はあけぼの やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて…今が春だったらいいのにな。真富士山で夜明けを迎える。
あとは下るだけというK松隊長の言葉に励まされ、下っていくと…午前7時、ついに氷瀑と対峙。スケールの大きさに息をのむ、圧巻。
(全体像はこちらの動画をご覧ください。)
氷瀑をあとにしてトレイルを下っていくと、続々と氷瀑目当てのハイカーが登ってくる。早朝に下ってくる僕らに「えっ、泊ってきたんですか?」、「いえ、午前0時に静岡駅を出発してきました」とメンバーが答えると、ハイカーたちは山の中で不思議な生き物を見たような目をしていた。すれ違った後、うしろから「やばい人たちだったな」という会話が聞こえた。
俵峰の集落に降りると、ここからロードで俵沢バス停まで4㎞。すると、偶然走ろう会のS本さんにばったり遭遇。今から氷瀑見に行くそうです、気をつけて~✋ ロードを走りながら見上げると、さきほど縦走した稜線が青い空にくっきり。あんな高いところを走っていたんだと感慨に浸る、午前8時4分。
俵沢バス停到着。午前8時29分のバスがちょうど行ってしまったあとで、午前8時49分のバスで帰ることに。
だがしかし、K松隊長は2部連でこのあとさらに見月山へ登るとのこと。やっぱり、へ〇たい称号もってる人のやることは違う(^^;
ということで、寒いしキツイしで大変でしたが、夜景も夜道も朝日も氷瀑も、すべて貴重な体験をさせていただきました。K松隊長、ほんとにありがございました。ぜひ次回はもう少しマイルドなやつでお願いします(笑) 一緒に参加されたSKMさん、会長、まっちゃんもお疲れさまでした。ぜひまたアドベンチャーしちゃいましょ~✋ 明日は、久しぶりにMMKさんが記事を書いてくれるようなので、お楽しみに!