マイナスからプラスへ
こんにちは。北大サッカー部1年目の薮内です。今回は自分の過ごした1年を振り返れればと思います。
この一年は何と言っても変化に富み、そして非常に閉鎖的であった。
変化については主にサッカーについて。
僕は中学までずっとMFでやってきて、高校でチームの事情でCBに転向した。自分のプレースタイル的にも得意なプレーにしてもMFでありながら、何も考えずただ高校でCBをやっていたというだけでそのまま大学初めにはCBとしてプレーした。しかし現実を突きつけられ、CBとしてやっていく自信もないし、MFをやりたい気持ちが勝りMFへ転向することにした。これは自分にとっては大きな変化でもあった。
自分はチームの中で1番A〜Cチームまで動いた選手であったと思う。
初めの頃は当然のごとくCチームからスタートし、ポジションを変更してからはBへ。夏の半ばあたりで初めてAチームに呼ばれた。しかし自粛期間を挟むとコンディションを保てず、転がり落ちるようにCチームというか一時期はIリーグのベンチ外へ。この頃は1番辛い思いをした気がする。その後Iリーグのある試合がきっかけでまた調子を少しずつ取り戻し、Aチームの人の怪我も重なりギリギリ最後に食い込むことができた。が、結局Aチームでは出場時間は10分程度。交代枠が5枠程度あり、他のベンチの人が試合に次々出ていく中ベンチを温めていた時間は何とも言えない心境であった。
話は変わって、コロナのせいでこの一年は非常に閉鎖的に感じていた。大学の授業は自分の場合ほぼオンラインで知り合う人すらほぼいなかった。
自粛期間が3度ほどあったが、ボールも思うように蹴ることができない上、どこかに出かけることすらあまりできなかった。
自粛期間中の暇な時間ほど辛いものはない。今ではトレセン(筋トレ室)が開いていて部活がなくてもなんとかメンタルが保てられるが、その頃はただ小さい公園で少人数で少し蹴ることしかできず、ストレスが溜まる一方であった。
上に書いたことだけではマイナスなことしかないように聞こえるが、月日を重ねるごとに同期との繋がりが深まっていく感じがあるし、話していて楽しい。静かな年目と言われてはいるが、案外そうではないと思う。掘ってみると色々と面白いところが出てくる。
また最近は来シーズンの一部リーグを見据えて筋トレをしているが、それもまた楽しい。あんまりやる気がなさそうに思っていた同期が意外と筋トレにハマっていて、筋トレ仲間がいることでなおさらやる気が出ている。
今年こそはいい変化に富んだ開放的な年にしていきたい。
#51 薮内修平