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ただの昔話

2022.02.16 16:08


今日は "嘘" についてのお話と、"私の母は最強" というお話です。





まずはきょうこちゃんが小さい頃のお話から。はじまりはじまり〜〜







小学生低学年の夏休み、学校の開放プールの帰りにお遣いを母から頼まれました。



いくら渡されたのかはさすがに覚えてないけど、頼まれたものを買ってもおつりが出る(しかもお菓子買えちゃうくらいのお釣り)金額を渡されました。




当時悪ガキ&何に対しても意味不明なくらい強気だったきょうこちゃんは、友達のやめときな という優しい言葉に対し、 バレへんバレへん〜 とお釣りでお菓子を買いました。




(なんか紫のパッケージのしゅわしゅわする系のお菓子だった気がするんだよなぁ〜。もう売ってないなぁ、あれ。)





で、友達と帰宅。




母に買ったものとお釣りを渡します。





母、しっかりお釣りを数え始めました。




「きょーこちゃん?お釣り足りんくない?」




そりゃそう、お菓子買ったからな。



どんな言い訳をしたのかは覚えてないけど、とにかく私はシラをこきました。

一度言い出した嘘はもう引き下がれません。

途中でごめんなさい、嘘です。という勇気はありませんでした。



まずわざわざお釣り数えると思わんかったし、足りんくてもここまでしつこく問い詰められると思ってなかったので冷や汗止まりません。




そして止めてくれた友達も、もれなく一緒に怒られているので、友達への申し訳なさMAX





「ほんまに分からへんの?」





最後に優しめに質問されました。






「うん」







すると母は言いました。





「そっか、じゃあいいや。ママはなんかお菓子でも買えるようにって思ってちょっと多めにお金渡してたんやけどなぁ〜」





いやいやいや、まじか。






小学生2年生のきょうこのココロに、グサッッッッッッッと何かが刺さりました。




小2のきょうこはこの日、この瞬間、

"嘘" の重みを知りました。







母が本当にお菓子買えるようにと多めにお金を渡したのかは実際のところは分かりません。



私が永遠に嘘をついて、シラをつき続けているのでイジワル言っただけかもしれません。



けれど、私はあの日の景色も母の姿もココロに鋭いものが刺さった瞬間の感覚も未だに忘れられないのです。







なにその教育。って思うのです




なんかあるたびにあの日を思い出して、

母、恐るべし。 と思うのです






母は女神様なので(母が優しすぎるので妹と私は母のことを女神と呼んでいます笑)、私は未だに母からたまにお小遣いを貰っています。女神すぎ。





「ちょっと贅沢できるように、ちょっと多めに振り込んどいたよ〜」




多分母は本当にちょっと贅沢できるように、優しさでちょっと多めにくれています。




でも、なんか私は全てを見透かされた気持ちになるのですよね。




だって、それ言われたら私の性格上、逆に節約しちゃうから笑





その気持ちが嬉しくって、このお金は使わずに置いておこう〜ってなるから笑





はい。そうです。その度にまた、




母、恐るべし。




 となるのです




だからなんなんや、その教育は!







私の母は母でないとダメなんだなぁと、

私の母は母でよかったなぁと、

私の母が母だったから今の私があるなぁと。




小学生の頃だったからグサっときたエピソードなのかもしれないし、読んでる側からしたら  何が言いたいの? なお話かもしれません。



母が私の性格を分かってての発言なのか、ただただ優しさなだけなのかも本当のことは分かりません。





けど、私が感じていることはただひとつ。






母は偉大ですよね




母、恐るべし。





以上。







そうしてきょうこちゃんは "人からの優しさ" を何よりも大切にしたい。と思うようになりましたとさ。





めでたし、めでたし。





おしまい