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小牧市民活動団体摂食障害よりみち

無意識の忘れたい

2022.02.08 02:15

いつも読んで下さり有難うございます


団体では、令和4年度からの市の保健センターさまとの協働事業にむけて、

学生らに配布するリーフレット作成作業をすすめています。



そこであらためて、摂食障害の文献を読んだり、私たち自身が

当事者経験をしてきた

渦中のころを思い起こし

作り上げていっているのですが、



“渦中の記憶が消し去られている”

事が度々あります。



発症していた頃は、

自分自身が摂食障害という病気である事に気づかず、仮に気づいたとしても認めない受け入れない状態でした。



食事をする事が恐怖でしかない時期も、

大量に無心で食べ続けている時期も、

代償行動に明け暮れていた時期も、


いずれにしても心身ボロボロになって

涙も止まらなく…



専門的にいえば、

思考能力の低下、自尊心の低下

の状態が続いていたと思います。



だからこそなのか、

私たちは辛くてたまらなかった渦中の時期を部分的に消してしまったり、記憶にさえなかったりしています…



そしていま

あらためて向き合い想い起こし、時に涙を流して振り返るのです。



『なぜ、涙を流してまでも想い起こし、辛い過去を伝えようとするの?』




それは

ひとりでも多くの悩み苦しむ子の心に寄り添って、支えの一つになる

そして

心からの笑顔で過ごせる日々を再び送って欲しいと思うから

です。



私たち団体の摂食障害経験者は

今、笑顔で過ごす日常を再び送っています。



もちろん、一人の人間ですので、悩みが無い事はありませんが(苦笑)、

食事手段以外でのコントロールができるようになりました。



だから

私たちが当事者渦中の頃に感じていた

出口が見えない、もう治らない、

誰もわかってくれない、


そんな行き場のない辛い日々はいつか快方に向かうということを

私たち自身が実際に経験してきているのです。


私(代表)は

当事者から回復中の一人の子が

『実際に“治った方が目の前にいる”事がとてつもない“希望”になりました』

といってくれた事を今でも、これからもずっとずっと胸に留めながら皆で活動をしています。



私たち団体が

拠り所や回復の“キッカケ”のひとつになればと

その気持ちを芯としてこれからも進み続けたいと思っています。





2月『当事者交流会(オンライン)』

2月20日(日)13時半〜15時






『当事者ご家族交流会(対面)』

2月25日(金)10時半〜正午


いずれも参加希望の方は、

前記事をご覧になり、申し込みフォームよりお申込みください。