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日本ストロングマン協会 -JAPAN STRONGEST UNITY-

ログプレスバリエーション&ビデオブログ解説③

2022.02.09 11:28

今回は2月8日のビデオブログで行ったログプレスから


トレーニングのバリエーションと取り入れ方をご紹介します

ログに限らず他のオーバーヘッドプレスにも役に立つ内容と思うのでぜひチャレンジしてみてください


①ログクリーンアンドプレスアウェイ

1回のクリーンの後にプレスのみを繰り返す方法です

今回のトレーニングは全てプレスアウェイで行いました

通常試合などでレップを行う場合クリーン1に対してプレスも1ですが

稀にプレスアウェイの場合もあります

トレーニング方法としては最もポピュラーなものであり

純粋にプレス力を強化したいのであればこの方法が最もシンプルかつ効果的です


・クリーンでの体力消耗を抑え、プレスのパフォーマンスの再現性確保

・タイムアンダーテンションの増加による筋肥大


取りいれるべき理由としては上記のような感じです

まずはこの方法でトレーニングを行いレップベストを狙っていくのがおすすめです



②コンプレックス(複合)トレーニング

2種目目のストリクトアンドプッシュプレス

3種目目のバイパーアンドポーズストリクトプレス

の両方ともコンプレックストレーニングに該当します


コンプレックストレーニングを行う理由としては

・該当の動作のテクニックの再現性向上

・予備疲労トレーニングによる筋肥大

・タイムアンダーテンションの増加による筋肥大


が主になります

強化(フォーカス)したい動作の(主に)前に関連する動きを組み合わせて行います

今回私はダウンセットに少しスパイスを加えるというのが主だった為重量を下げながら


・予備疲労トレーニング(疲労下でのプッシュプレステクニック確認)

・スティッキングポイントへの刺激


を意識し、レップ数も多かったためかなり単純に「筋トレ要素」が強めでしたが

例えば


・クリーンに苦手がある場合

クリーン1+クリーンアンドプレス1〜

・プレスに不安がある場合(試合重量が実力と拮抗していて疲労下では不安 など)

クリーンアンド ※強化フォーム プレス1+ ※試合フォーム プレス1〜

※試合フォームがジャークの場合のプッシュプレス/ストリクトの関係


のように試合に直接影響するようなテクニック改善/心理的余裕

のためにも非常に有効です

実際ストロングマンの試合では1種目目以外は全て疲労状態で行うことを考えても非常に再現性に高い練習と言えます

まずは自分の苦手を割り出した上で、あるいは補助種目のバリエーションの一つとして

取り入れてみてください



③バイパープレス

バーベルでいうマッスルスナッチのような動作

フロントラックを経由せずにクリーンの勢いのままプレスします

最初にお伝えすることとしてこのバイパープレス

試合で使う事はほとんどありません


※ただ稀にバイパープレスと通常のクリーンプレスの差が極端に少ない選手もいます


8分17秒ごろ ウェズレークラボーン 選手

(フロントラックを経由しない分体幹がボトルネックになりずらい?結果疲れずらい?などと予想します )


ただ基本的に単体のクリーンプレスに比べて非常に不安定で失敗のリスクも高く、あくまでトレーニング方法の一つとしての認識をお勧めします

試合重量がかなり軽くクロスフィットのようになる事が想定されるのであれば時間短縮になる為、使うこともあるかもしれませんが相当稀です

主なメリットとしては


・クリーンのセカンド〜サードプル強化


です

ログと身体が適切にコンタクトしていてかつ爆発的にクリーンしないとバイパープレスは難しいため

クリーンのテクニック練習の一部として使うことをお勧めします

私の場合通常のクリーンではキツさを感じない重量(ハイレップのプレスアウェイ時)をダウンセットで行う場合のスパイスの一つとして行うことがほとんどです

雑にクリーンすると起動がぶれるのがよくわかります



④ポーズストリクトプレス

以前こちらの動画でピンプレスをお勧めした理由とほぼ同じなのですが


(3分50秒あたりから)


ストロングマンにおけるオーバーヘッドプレス種目はレッグドライブを100%使う前提でも

物体の大きさ/不安定さ、しなりの無さ から

レッグドライブによる浮き〜腕でのロックアウト

に切り替わる付近の関節角度の強化は必須です


私の場合ある程度浮けば差し切れるのですが

失敗する場合はスタート付近ということが多いため比較的胸から離れてすぐにポーズしています

事前にストリクトのハイレップをやるとスティッキングポイントが分かり易いのでぜひ試してみてください


今回はここまで!

また次回お楽しみに