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3.13 大阪 DEEP☆KICK 60回記念大会は4試合のみの開催!その全てにベルトが関わるという豪華カードを発表!

2022.02.09 15:38

 3月13日(日)に泉大津市・テクスピア大阪にて2部構成で行われる『DEEP☆KICK 59』及び『DEEP☆KICK 60回記念大会』のうち第2部『DEEP☆KICK 60回記念大会』について構成及び対戦カードが発表された。

 DEEP☆KICKは2009年に旗揚げして今年で13年目となる関西キックボクシング界の雄。これまでも数々の興行を打ち関西でその実力を発揮し続けてきた、その中でも多く開催しているナンバーシリーズも今回で60回を迎えることから記念大会と題し、4試合のみでの開催、そしてその全ての試合が王座決定戦・タイトルマッチだけで構成されることを発表。そしてその記念すべき4試合の豪華カードを公開した。


 まず1つ目は山畑雄摩(NJKF心将塾)が返上したDEEP☆KICK-63kgのベルトを懸けたDEEP☆KICK-63kg王座決定戦が決定。対戦するのは両名共に山畑との対戦経験のある選手で、DEEP☆KICK-63kg1位の叩き上げのブルータルフェイス・KENTA (HAYATO GYM)と同級2位のフンドシアニキ・大石健作(TEPPEN GYM)が対戦する。両名は昨年12月「RISE153」で対戦しており、その際は鬼気迫る猛攻を見せたKENTAが判定勝利を収めている。

 KENTAは「退屈な日々を脱する」と決めキックボクシングを始めると瞬く間にその頭角を現す、RISEライト級では7位に位置しておりプロ戦績は18戦14勝3敗1分6KO、高い技術と熱いハートを持ち常に前進し続ける正にブルータル(Brutal)と言えるファイターだ。DEEP☆KICKでは昨年9月「DEEP☆KICK 56」にて初出場を果たすと、当時王者の山畑とRISEルールで対戦。威力のあるミドルと膝を武器に見事判定勝利を収めており、RISEランカーの意地を見せつけている。その後今回の対戦相手である大石にも勝利し現在2連勝中、DEEP☆KICKルールは今回が初となるが関係ない、山畑も大石も倒したのだから当たり前と言わんばかりにDEEP☆KICKのベルトを狙いに来るだろう。

 対する大石は日本拳法をバックボーンに「キックボクシングと株のトレーダー」という異色な2足の草鞋を履く選手で、プロ戦績は10戦4勝5敗1分4KOと勝ち星は全てKO勝利というド派手なファイター。DEEP☆KICKには過去3度出場しており2020年9月「DEEP☆KICK 47」では拓磨 (teamBonds)を相手に2RTKO勝利、初出場を戦慄デビューで飾ると同年4月には関西でその名を轟かせている高橋3兄弟・末弟の高橋聖人(真門ジム)と対戦し惜しくもドローに。昨年4月には「RISE146」で対戦しドローに終わった山畑とタイトルマッチで再戦、DEEP☆KICK-63kgのベルトに挑戦しているが無念の判定負けを喫している。そんな大石にビックチャンスがやってきた。昨年12月に涙を飲んだKENTAへの早々のリベンジチャンス、そして昨年4月に取ることが出来なかった-63kgベルトへの再びのチャンスだ。過去の自分を乗り越えて昨年落とした2つの記録を次こそはと奪還しにくる。

 前回の対戦から数か月しか空かずに行われる再戦は王座決定戦、KENTAが前回同様にその実力をいかんなく発揮し王者となるのか、大石がダブルリベンジを達成しドラマチックにベルトを巻くのか、DEEP☆KICK-63kg第4代王者として勝ち名乗りを上げているのはどちらだ?!


 2つ目の開催カードは-57.5kgタイトルマッチ、昨年DEEP☆KICK-57.5kg第2代チャンピオンに輝いた王者・宮崎就人(TARGET)に挑戦者決定トーナメントを制した麻太郎(NJKF健心塾)が挑戦する。

 宮崎は戦績43戦23勝18敗2分7KOとプロ40戦を超えるキック界屈指のベテランで、パンチ・蹴り・ディフェンスなど全てにおいてトップクラスの実力を兼ね備えた28歳。2020年にDEEP☆KICK-57.5kg王座決定トーナメントに出場すると準決勝では2RTKOで勝利を手にし意気揚々と決勝に進む、しかしもう1ブロックを勝ち上がってきた山田直樹(KSS健生館)の体調不良で決勝戦は急遽中止となり暫定王者となった。そして昨年1月にはその山田とタイトルマッチを行い結果はドローとなるもはれて暫定王者から正規王者の称号を獲得している。しかしその試合も本人は不服、「調整不足からか思ったように動けなかった」と試合後に語っている。今回は正規王者になって初の防衛戦、ここでしっかりと勝利を手にして名実ともに-57.5kg王者と次こそ高らかに宣言したいところだ。

 対する麻太郎は20歳にして今回が2度目のタイトルマッチ挑戦となる長いリーチを活かしたパンチ・蹴りが魅力的な若き実力者。昨年11月「DEEP☆KICK 58」で行われたDEEP☆KICK-57.5kg挑戦者決定トーナメント決勝にて以前に敗北を喫している村上真基(ROYAL KINGS)を相手に強烈な跳び膝蹴りで2RTKO勝利、今回のタイトルマッチを自らの実力で手に入れている。過去にはDEEP☆KICK-55kg挑戦者決定トーナメントでも優勝し、昨年4月に当時-55kg王者の拳剛(誠剛館)とのタイトルマッチに挑戦するも無念の1RTKO負けを喫している。そこから階級を上げて2度目の挑戦者決定トーナメントも見事に優勝、次は2度目となるDEEP☆KICKタイトルマッチへの挑戦、今度こそはベルトを取ると息巻いている。

 両選手共に次のタイトルマッチには特別な思い込みがあり勝利はもちろん、内容にもこだわりたいだろう。互いに高い技術を持ったテクニシャンなだけにレベルの高い試合展開になる事は間違いない、宮崎と麻太郎の一進一退の高次元な駆け引きを見逃すな。


 3つ目は今年1月より開催されている拳剛(誠剛館)が返還したDEEP☆KICK-55kgのベルトを懸けたDEEP☆KICK-55kg王座決定トーナメントの決勝戦、翔磨 (多田ジム)と長谷川英翔(誠剛館)の対戦だ。

 翔磨はDEEP☆KICKきってのスピードスターで鋭い蹴りと当て感抜群の左ストレートが武器のアグレッシブファイター。1月「DEEP☆KICK ZERO 1」で行われた今トーナメント準決勝では昨年7月に対戦しドローで終わっているFUJIMON♡(京都亀岡キックボクシングジム)と再戦、試合は2Rにバックブローに右フックのカウンターを合わせるという技ありダウンを奪った翔磨が判定勝利、再戦を見事ものにしトーナメント決勝へと駒を進めている。昨年1月には当時王者・拳剛への挑戦権を懸けた-55kg挑戦者決定トーナメントに出場し今回同様決勝へと駒を進めたが、決勝で今回-57.5kgタイトルマッチに出場する麻太郎(NJKF健心塾)に敗戦、ベルト挑戦間近で涙を飲んだ。しかし今回は勝てば王者となる王座決定戦、100人近い応援団の目の前で今度こそチャンピオンベルトを巻くと意気込んでいる。

 対する長谷川は前王者の拳剛の甥であり弟子である格闘一家の新鋭、アマチュア時代から様々なタイトルを獲得し鳴り物入りでプロデビューするとデビュー後1年で6戦5勝1敗と素晴らしい好成績を叩き出し、確かな実力を関西キック界に見せつけた。昨年11月にはプロ唯一敗北を喫した相手のKING龍蔵(ROYAL KINGS)と再戦、試合は延長にもつれ込む激闘となるも右のテンカオを軸に攻めの姿勢を崩さなかった長谷川が延長を3-0で制し見事リベンジ達成、そして今回のトーナメント出場権を獲得した。そして1月、意気揚々とトーナメント準決勝に挑んだが対戦相手の久津輪将充(888GYM)が体調不良でドクターストップ、急遽試合中止と肩透かしを食らっている。しかし長谷川はポジティブ、「今回の運も活かして王者になって、再びジム(誠剛館)にベルトを持ち帰る」と固く決意している。

 今回の対戦はスピードある攻撃が持ち味の翔磨、10cm近く高い身長を活かしテクニックで攻める長谷川という構図になるだろう。DEEP☆KICK-55kg第6代王者誕生まであと1か月、勢いそのままに突っ走る翔磨がKOでねじ伏せるか、運も味方につけた長谷川が再びジムにベルトを持ち帰るか、意地と意地の激しいぶつかり合いに期待してほしい。


 4つ目、最後の発表カードはDEEP☆KICK-51初代王座決定トーナメント決勝戦、昨年11月の準決勝を共に勝ち上がってきた塚本望夢(NJKFteamBonds)と空龍(空修会館)が栄えある初代王座のイスを懸けて激突する。

 塚本は昨年7月にプロデビュー以降4戦4勝1KOと無敗を誇っており、幼いころからのタイでの修行を活かしたオールマイティな実力を持つ正に天才選手。昨年11月の準決勝ではDEEP☆KICK-53kg初代王者でもあるタネヨシホ(直心会)の実兄、タネ♡ヨシキ(直心会)と対戦。厳しい戦いになるかと思われたが1Rに3度のダウンを奪い1RTKO勝利、常識破りの強さを見せつけた塚本が決勝へと駒を進めた。2月「NJKF 2022 west 1st」では寺西大輝(NJKF田頭道場)と対峙すると強烈な跳び膝蹴りでこちらも1R1分52秒でKO勝利、現在2連続1RKO勝ちと波に乗っている。選手として「世界チャンピオンになる」事が目標という塚本、その夢を実現するためには今回のベルトは是が非でも欲しい所、無敗の16歳が夢への第1歩としてデビュー1年未満でベルト獲得という偉業を狙う。

 対する空龍は17歳ながらもプロ10戦8勝1敗3KOと驚異的な経験・実力を誇っており、常に冷静沈着に相手をリングに沈めてきた広島が誇るキック界の期待の新鋭。その実力は実績以上の力を持っており、空龍を除く今トーナメント出場者全員が「1番警戒している選手は?」の問いに空龍の名前を挙げている程の注目選手。昨年11月の準決勝ではKING TSUBASA(ROYAL KINGS)と対戦すると激しい打ち合いを展開、その中でも冷静にワンツー・ハイキックなどをヒットさせた空龍が判定勝利、期待以上の確かな実力を見せつけ決勝へ進出している。1月には「RISE154」に出場すると当時8戦6勝2分4KOと負けなしの数島大陸(及川道場)と対戦し蹴りを軸に主導権を握り続け判定勝利、無敗の男に初黒星を付けた。勢いも上々、今度も無敗の男に初黒星を付けて広島にベルトを持ち帰ると静かに誓う。

 どちらも10代と若くして、実力・実績共に十二分すぎる力を持っている選手同士で行われるDEEP☆KICK-51kg初代王座決定トーナメント決勝戦、今後のキック界を引っ張っていくエースになるであろう両者の対決はもはや予測不可能。どちらが勝っても高校生にして初代チャンピオンの誕生となる世紀の1戦を楽しみにしてほしい。


 どの試合がメインを張ってもおかしくない豪華カード4枚で構成される「DEEP☆KICK 60回記念大会」。その注目度を証明するかのように当日のS席チケットはすでに完売、早くも大会への期待感が高まりだしている。試合順は後日発表、DEEP☆KICKが満を持して打ち出すベルトを懸けた4試合を心待ちにしてほしい。



〈対戦カード〉

▼DEEP☆KICK-63kg王座決定戦 3分3R 延長1R

 KENTA (HAYATO GYM)

 大石健作(TEPPEN GYM)


▼DEEP☆KICK-57.5kgタイトルマッチ 3分3R

 宮崎就人(TARGET)

 麻太郎(NJKF健心塾)


▼DEEP☆KICK-55kg王座決定トーナメント決勝 3分3R 延長1R

 翔磨 (多田ジム)

 長谷川英翔(誠剛館)


▼DEEP☆KICK-51kg初代王座決定トーナメント決勝 3分3R 延長1R

 塚本望夢(NJKFteamBonds)

 空龍(空修会館)


◎DEEP☆KICK 59

2022年3月13日(日)
泉大津市・テクスピア大阪
OPEN 11:30 / START 11:45

◎DEEP☆KICK 60回記念大会

同日開催
OPEN 17:00 / START 17:15


〈会場アクセス〉

〒595-0025 大阪府泉大津市旭町22−45


〈チケット〉

VIP席 ¥15,000 S席 完売 A席 ¥6,000

※当日券は¥1,000UP

※一部、二部チケット別料金(全席入替制)


〈チケット販売〉

DEEP☆KICK実行委員会(TEL 06-6754-8588)

または出場選手および所属ジム


〈問い合わせ〉

DEEP☆KICK実行委員会(TEL 06-6754-8588)

https://www.deep-kick.com