モンベル会長辰野勇氏講演会について
2022年2月7日月曜日15時から東大阪商工会議所にて株式会社モンベル代表取締役会長辰野勇氏の講演会に参加させていただくことになりました。
『夢と冒険』〜今リーダーに求められる力〜
堺にあった寿司屋の息子として育ちアウトドア用品販売店や繊維商社で勤務した後、28歳で創業したモンベルが日本を代表するアウトドア用品のトップブランドに成長した辰野氏の精神や企業理念、人となりはなんなのかを知るべくすべての話の内容を興味深く聞いてきました。
人はなぜ冒険をするのか。命をかけても人のやらなかったことに挑戦する人間はアメリカ人の人口の0.3%だとある学者から聞いたそうです。日本人は比較的挑戦的ではない民族であるかも知れないことを考えるとそれ以下で0.1%くらいかと話されておりました。そのように考えると私は日本人の1000人に1人くらいかと頭の中で計算しましたが実際にはもっと少ないかも知れないなと思いました。
まあ私事ですが辰野氏に比べものにならない小さな決断で脱サラし人様の築き上げてきた飲食店を引き継がせて頂き独立したわけですがそれでも一つの挑戦を始めたわけですから自分にとっては人生の転機になったことは間違いありませんし、先代や妻や皆様お客様や近隣の同業者の方とのさまざまなご縁で人生が好転したと思います。辰野氏はなんども『私は怖がりですから』、『登山家は怖がりですから』とおっしゃっていたのが印象的でした。無難にリスクを抑えて飲食店経営を始めた私も確かにそういう意味では怖がりですし堅実経営を意識はしていますので大変共感できました。
他の話も書き出すと冗長になるので割愛させて頂きますが、
モンベルの7つの大きな決断について。
パタゴニアとの提携解消とその後の企業の発展について。
失敗と言う概念を持たないこと。
3人のレンガ積みの話。
などのお話をして下さいました。
最後は『峠の先に見えてくるもの』は次の新しい目標であると言う話をされました。若い頃アイガー北壁登攀した先に見えたものはマッターホルンの山容で次はあの山を登ろうとパートナーと話して連続して登ったそうですが登山を多少趣味としている私たちもその話も完全に腹に落ちるものがありました。
辰野会長は次の目標はなんなのでしょうかね。
74歳の年齢を感じさせない生き甲斐のある人生を歩んでおられると感じました。最後に私達夫婦でご挨拶して名刺交換までさせていただきひと言ふた言会話をさせて頂いたことは大変光栄の至りです。
私もいつでも何か一つの山を登り続ける人間であろうと決意を新たにしました。