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小林義男 Yoshio's Ownd

広島テレビの天気予報

2022.02.10 04:01

昔、広島テレビで毎日午後9時前に放送されていた天気予報がありました。

背景はフェリーが瀬戸内海をのんびりと航行している様子を映したもの。 そして、問題なのがBGMとして流れていた曲。

大変物憂げな曲調で、悲しいというか不思議な気持ちにさせられる曲。

天気予報になんでこんな曲を選んだのか...。明日を思うとなんだか憂鬱な気持ちになってしまったのは事実。^^;

全く聴いたことのない曲で当時は調べる術もなく、もしかしらた地元の人が作ったものかとも思いました。

でも、曲としては素晴らしくて、ストリングスなんて最高。

メロディーのトイピアノ(だと思う)も良いなあ。

ああいう雰囲気が出せるなんてすごい曲だ!  って今でも思うのです。


後年、Facebookで知人が、あの曲は映画「ジョアンナ Joanna」で使われた、ロッド・マッケンの「Till We're Together Again」であることを教えてくれました!

長年の謎が解け、早速amazonで調べたらDVDを発見。ポチりました。

1968年のイギリス映画。サブ・ミュージカルというスタイルでスウィンギングロンドンの文化、風俗を感じるには良い映画と言われ、1993年にはリバイバル上映がありました。

内容は、あの当時の若者文化を極端に誇張したというか...決して嫌いな傾向では無いけど、(「イージーライダー」とか「砂丘」は好きです)それにしてもつまんなかった。私個人はちょっとカンベン...。

ずいぶん前に観たので記憶が怪しいけど、映画「キャンディ」と同系の内容という気がするなあ。


で、どこで曲が使われるか注意深く観ていたのですが、ところが、映画で使われていたのはあの物悲しい曲ではなく、デキシーランド調の賑やかなバージョン。

しかもさほど重要な意味もなく、さらっと数秒くらいかな?

他にどこかで使われているのかも...と気を取り直してじーっと観てましたが、多くの広島県民が知ってるあのバージョンはどこにも無し。

サントラ・アルバム用に作られたものなのかもしれません。