北京五輪フィギアスケート男子シングルを終えて

　今日は日本のどれくらいの人達がこのフィギアを生放送で観たことでしょう。今日は羽生選手のことだけを書こうとしております。「本当にお疲れさまでした」と言いたいです。言いたいという一方的な気持ちで、書き留めています。

　又熱烈なファンの皆さまのお気持ちにも想いを馳せます。応援していない人はいないと思いますが、ここで申す「熱烈なファン」というのはまた我々とは別格でとらえています。兵庫県の弓弦羽神社（ゆずるは神社）にお参りする人たちの映像をみて、インタビューを聞いて泣けました。羽生さんの挑戦や努力が、離れていてもそれぞれの日々の暮らしの支えになっていることが伝わってきました。

　４年前の冬の五輪、1人で生放送を観ていました。部屋の中の雰囲気やその時の状況や感情を今でもよく覚えています。あれから４年の今日でした。羽生さんはひとりで努力を積み重ねてきたことでしょう。周りのお陰、応援してくれる人が居るからといつもご本人は言ってくださいますが、やはり滑るのはひとりです。まぎれもなくひとりです。カラダを無理させてきた部分もあるでしょう。

　試合後のインタビューで「努力が報われないこともある」とおっしゃっていました。言葉が耳に残ります。どれだけわたしたちが「ありがとう」を伝えても本人の胸中、計り知れません。

　リンクに立つ姿、演技をする姿を観ていて心揺さぶられたことは事実です。お疲れさまでした。無事に何事もなく帰国されてください。みんな待っています。