金カム305話迷い。
※今さら迷い?
土方と鯉登の対決は見たくないなーと以前書いたんですが今回はがっつり対決が描かれています。鯉登少尉が戦う相手は土方ではないだろうと私は思うからです。逆もしかり。
元新選組と薩摩藩と言う構図を描きたいのかわかりませんが何でこの二人?と。
そして尾形は出てきません。なんやったんや先週は。また中途半端に区切ってよくわからない。
今週のあらすじ★
・狭い車内通路で土方の剣が勢いよく鯉登を狙ってくる。のけぞる鯉登。
土方の振りかぶってからの剣がやってくるので後ろに飛び下がる。右肩を斬られた。
鯉登の様子を見て土方は悟る。死人に慣れていない、迷いがあるなら今すぐ降りろ。
確かに鯉登は通路に転がる兵士の死体を避けて動いていた。
五稜郭で永倉にも未熟と指摘された通り鯉登はまだ戦歴は浅く死体には慣れていないかもしれない。(まだ戦争出兵してない若い軍人だからしゃーないだろうに老剣士は容赦ない)
・ここで幼少の頃に父から自顕流を習う場面。兄もいる。
ハナタレ小僧の音之進。がわいい。
自顕流は「受け」はない、死にものぐるいで打ち下ろす。相手が強いほど「迷い」は伝わる。
子供の頃に出会った鶴見の言葉が思い出される。「太刀はまっすぐできれいなのに」
・ご老人方に先輩方に指摘された通り己の未熟さを認識している鯉登。
オイのようなボンボンの命のかけようが…(自分でボンボン言うとる
鯉登は思った。誰かのために、みんなのために。やらなければいけない。
覚悟が見えたのか迷いがなくなったのを見てか土方はよし、かかってこいと言う。
・一方、牛山にやられ放題の月島。どうすれば勝てるのか。部下が渡してくれた手投げ弾を投げてみる。しかし牛山の懐に入ったと思えば牛山は手で手投げ弾を捕まえ(この手投げ弾は物に当たると爆発する仕組み)逆に投げ返してきた。列車の壁に当たり爆発。月島は無事か?
・対決する土方と鯉登。使えるものなら勝てるならなんでも利用する土方は床に転がっていた小銃を足で拾い上げ向かってくる鯉登の顔に小銃のつけ剣が刺さる。しかし鯉登は怯まない。自顕流の太刀が振り下ろされた。土方は両手で剣で抑える。
・前を進む杉元。しかし兵士たちが阻む。
列車の前方ではヒグマが入場。
以上です。
最初の頃の鯉登は鶴見の為に何とか夫婦の嫁の首を斬ったり樺太編では部下の為にロシア人を斬ったりキロちゃん相手に活躍しました。迷いのない太刀で。
しかし鶴見の偽りの愛(誘拐事件などで)、自分から離れていく月島、離脱した谷垣等、鯉登の心は揺らいでいたかもしれない。信じたものが崩れていく。そんななかに強豪土方との対決。しかも狭い一本通路だ。心は見抜かれ(目が泳いでいたのかな)迷いがあると。
スポコン漫画のように秒で決意した鯉登ちゃんは土方に向かって行く。
誰かのためにって?誰?何も書かれてないけど…父や兄の為かもしれない。一応将校として部下を思う気持ちもあると思うけど。
いやそれにしても戦争経験も無い若い将校さんだけど鶴見のおかげで網走監獄での死に物狂いの戦いとか樺太での経験とかで結構な死に際経験を積んだと思ったんだがねえ…コイトちゃんは。
今回は鯉登の内面が描かれたお話でした。
本編の進行とはあんまし関係のない話ですね。牛山の手りゅう弾のやつは何のために描いたんでしょうか。後に手りゅう弾で開いた壁穴でアシリパが脱出でもするんでしょうか。何か意味があっての手りゅう弾だと思うんですが…じゃないとただのページ稼ぎの牛山無双じゃん。
で、その牛山を倒すのはヒグマじゃないとね。
杉元さんは全く活躍しません。まあ、不死身なので。
尾形と鶴見は何処に行ったんでしょう。天井から降りたんでしょうか?
2人で作戦練ってるんでしょうか。
正直に言って今回面白くなかったです。お話進んでいないから。春までこんな調子何でしょうな!(尾形風
顔に傷残るかなコイトちゃん 思えばコイトちゃんは樺太編で結構な怪我を負って暴走杉元から刺されたりボンボンだけどそれなりに不死身。尾形の撃たれた足は大丈夫なのかい?