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mimiとルビィ。

映画「沈黙」を鑑賞しました。

2017.11.13 11:19

みなさま、こんばんはーーー。

雨が降りそうな広島です。


ところで二日間かけて映画「沈黙」を鑑賞しました。

不思議と五島列島に縁がある私。

そう。

先日保健所から引き取った、ゆめちゃんは五島列島出身です。


五島列島に渡る時、福岡空港からプロペラ機に乗って行ったのですが

その時、機内にある雑誌で五島列島で起こった

キリシタン迫害の歴史について書いてあって

すごく衝撃を受けました。

もちろん長崎(特に天草)では大きな迫害があったことを知っていましたが

五島列島の迫害は凄まじかったというのは

恥ずかしながら存じ上げませんでした。。。


実はゆめちゃんを引き取りに行く数日前に

やたら映画「沈黙」が目の前に出てくることが多く、

気にはなっていたのですけど

どーせ外人の作る日本映画ってつまらないとか、

どーせ酷い拷問シーンの連発で暴力的な映画だろうという感じで

絶対見ないぞと決め込んでいたのです。

それが、ひょんなことから五島列島に縁ができ、

そしてなぜだかiTunesで鑑賞することになり

こうしてブログに書いておこうと思ったわけです。

最近の私の人生は不思議な縁が続いておりまする。


話を戻して映画ですけど。

すごく良い出来上がりだと思いました。

キャスティングが良いし、

映画の時間は長いのですけど、飽きずに最後まで楽しめました。


以前の私だと、多分、

こんなひどい事をするなんてむごすぎるという感想だったと思うのですけど

今心に抱いている感想は

決して神様は彼らの祈りに沈黙していたわけではなかったのではないか

という事です。


主人公は棄教して、辱めを受けて、死ぬまで平静を装う姿勢を貫いているのですけど

でも実はずっと信仰を心の奥の奥に隠していたわけです。

目の前で多くの信徒が拷問を受けて死んでいって

彼は壮絶な試練を受けたわけですけど

彼の試練は実は迫害を逃れ、平安が訪れたあとも続いていたわけで

きっと神様は彼に真の試練を与えていて

彼が天に召される日まで、ずっと見守っていたのではないかな

と思いました。

何も知らない人たちは彼のことを馬鹿にしていたわけですが

実は彼はとても神様に愛されていたのかなと思いました。


それにしてもやっぱり遠藤周作はすごいや。

私は「海と毒薬」は高校生の頃に読んだ事があります。

もう、人間の怖さを垣間見て、二度と遠藤周作は読みたくないと思いました。

それほど彼は人間の内面を抉り出す技術のある作家なのだと思ってます。

だから沈黙も素晴らしいのだな。

ヨーロッパでも高評価らしいですしね。


それにしても不思議な縁だわ。

明日、ゆめちゃんは腫瘍摘出手術を受けます。

不安が全くないわけではないですが

こうやって五島列島の歴史や神様の映画を鑑賞したということは

ゆめちゃんに良い事があるという暗示なのかなと思うので

明日はゆめちゃんと獣医さんを信じて

手術が無事終わるのを待っています。


乱文だったー。

それではみなさまぐっない。