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Rare minerals Research, Kyoto

【日本産新鉱物】 益富雲母 Masutomilite

2022.03.15 15:00

益富雲母 Masutomilite IMA1974-046 Msu 

KLiAlMn2+(Si3Al)O10(F,OH)2;単斜晶系 (雲母グループ) 

IMAステータス:"Approved" (IMAが設立された1958年以降に承認された有効な種) 

鉱物名:日本砿物趣味の会およびその後身の日本地学研究会の代表であった鉱物学者・薬学者の益富壽之助博士 (1901-1993) にちなむ (日本の鉱物への貢献). 

模式地:滋賀県大津市 田上山 (たなかみやま) 

模式標本:金沢大学 (Harada et al., 1976) 

原記載:長島弘三 (東京教育大学),原田一雄,本田真理子 (化学品検査協会) 



滋賀県大津市 国見岳 (Kunimidake, Otsu, Shiga Prefecture).FOV ~16 mm.

 花崗岩ペグマタイトから産出する.



文献

  1. 原田一雄・本田真理子・長島弘三・蟹沢聰史 (1975) 滋賀県田の上山・岐阜県田原産新鉱物 “益富雲母”.日本鉱物学会年会講演要旨集,7.
  2. Mizota, T., Kato, T. & Harada, K. (1986) The crystal structure of masutomilite, Mn analog of zinnwaldite. Mineralogical Journal, 13, 13-21 (IMA第二文献).