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Rare minerals Research, Kyoto

【日本産新鉱物】 イットリウム木村石 Kimuraite-(Y)

2022.04.30 15:00

イットリウム木村石 Kimuraite-(Y) IMA1984-073 Kmu-Y 

CaY2(CO3)4·6H2O;直方晶系 (テンゲル石グループ) 

IMAステータス:"Approved" (IMAが設立された1958年以降に承認された有効な種) 

鉱物名:東京大学名誉教授であった化学者の木村健二郎博士 (1896-1992) にちなむ (希土類鉱物の地球化学・鉱物化学への貢献による). 

模式地:佐賀県唐津市肥前町切木 (きりご) 

模式標本:国立科学博物館および櫻井標本室.宮島 (2001) によると,国立科学博物館の登録番号は24513である. 

原記載:長島弘三 (筑波大学),宮脇律郎 (筑波大学),高瀬潤子 (筑波大学),中井 泉 (筑波大学),櫻井欽一 (東京都在住),松原 聰 (国立科学博物館),加藤 昭 (国立科学博物館),岩野庄市朗 (古賀町在住) 


佐賀県唐津市肥前町切木;模式地 (Hizen-cho Kirigo, Karatsu, Saga Prefecture; Type locality).FOV ~18 mm.


佐賀県唐津市肥前町満越 (Hizen-cho Mitsukoshi, Karatsu, Saga Prefecture).FOV ~9.0 mm.


文献

  1. 宮島 宏 (2001) 日本の新鉱物 1934-2000 (松原 聰監修).pp. 124,フォッサマグナミュージアム,糸魚川市教育委員会.
  2. 宮脇律郎,門馬綱一,松原 聰,田原岳史,中井 泉 (2013) 木村石とロッカ石の結晶構造.日本鉱物科学会年会講演要旨,R1-14.https://doi.org/10.14824/jakoka.2013.0_63