Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

Rare minerals Research, Kyoto

【日本産新鉱物】 ネオジム弘三石 Kozoite-(Nd)

2022.05.01 15:00

ネオジム弘三石 Kozoite-(Nd) IMA1998-063 Koz-Nd 

Nd(CO3)(OH);直方晶系 (アンシル石グループ) 

IMAステータス:"Approved" (IMAが設立された1958年以降に承認された有効な種)  

鉱物名:希土類元素鉱物の化学的研究のパイオニアで筑波大学教授であった化学者・長島弘三 (1925-1985) およびレビンソン則による. 

模式地:佐賀県唐津市肥前町新木場 (にいこば) 

模式標本:国立科学博物館 (NSM-M27940) 

鉱物名:ルートネームは,筑波大学教授であった長島弘三 (1925-1985) にちなむ. 

原記載:宮脇律郎 (国立科学博物館),松原 聰 (国立科学博物館),横山一己 (国立科学博物館),武内浩一 (長崎県窯業技術センター),寺田靖子 (東京理科大学),中井 泉 (東京理科大学) 


佐賀県唐津市肥前町満越 (Hizen-cho Mitsukoshi, Karatsu, Saga Prefecture).FOV ~8.6 mm.


文献

  1. 宮島 宏 (2001) 日本の新鉱物 1934-2000 (松原 聰監修).pp. 124,フォッサマグナミュージアム,糸魚川市教育委員会.
  2. Tahara, T., Nakai, I., Miyawaki, R. & Matsubara, S. (2007) Crystal chemistry of RE(CO3)OH. Zeitschrift für Kristallographie222, 326 https://doi.org/10.1524/zkri.2007.222.7.326 (IMA第二文献)
  3. 宮脇律郎 (2007) 弘三石について.岩石鉱物科学,36,182-183.https://doi.org/10.2465/gkk.36.182