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黒子屋  KUROKOYA

春の味

2022.02.13 03:18

ホントごくごくたまにですが、料理と栄養の話なども・・・


先日立春をむかえ、皆さんの周りでもかすかに

春の兆しを感じることが多くなってきたのではないかと思います。


ココ長野もご多分に漏れず

雪は降りますが、真冬の雪と違い

水分の多い春に降る雪に変化し、降る地域も県の中・南信に降る

上雪(かみゆき)に変化しています。

(諸説ありますが、長野から見て松本・飯田の方が上方に近いからと言われています)


立春を迎えたあたりから、人間も生物の一つである変化として

冬の間にたまった毒素を排出する準備に入ります。

この毒素。溜まった老廃物の事を指すんですが

冬の間動きも鈍り、体を動かさないので内臓のうごきも鈍っています

あれやこれやため込んでしまったもの。を毒素と表現してます。


春の味覚と言うと思い浮かぶのがフキノトウ


フキノトウには抗酸化作用があり

カリウム(たまった塩分を排出する)

ビタミンB1(たまった糖分を燃焼させる)

が豊富です。


ただし! あの独特の苦み。あれは毒素の一つでもあるので

過剰摂取は控えましょう!


調理前にゆでこぼすと毒素は減りますが、風味もなくなっちゃいます。

なので、水にさらしてアク抜きを忘れずに。


てんぷらも良いですが、フキ味噌で味噌の持っている発酵のチカラも

一緒に取りたいですね。

アツアツご飯にのせて。田楽に添えて、お弁当のはし休めに・・・

元の食材が苦いので、みりんや砂糖で苦みを緩和させるのも

昔ながらの知恵ですよね。

ああ、てんぷらにするのならシンプルに塩がベストですが。


ちなみに私は、里のふきのとうよりも山のフキノトウの方が

苦みがやさしく好きです。

なので、まだまだフキ味噌にありつけるのは先のことになりますね。