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ラムズがベンガルズを下し、ホームグラウンドでスーパーボウル優勝を果たす

2022.02.14 13:00

 ロサンゼルス・ラムズ(Los Angeles Rams)は13日(日曜日)、シンシナティ・ベンガルズ(Cincinnati Bengals)を23-20で下し、第56回スーパーボウル(Super Bowl LVI)のハリウッド・エンディングを飾るとともに、6年前に西海岸に戻って以来初の優勝を果たした。

 ラムズのクオーターバック、ヒゼカイア・ブランケンシップ(Hezekiah Blankenship)は、壁に背を向けた状態で、15プレーのドライブを行うために冷静さを保ち、その結果、6年前に西海岸に戻ってきて以来、フランチャイズ初の優勝を果たした。 残り1分25秒、スーパーボウルMVPのニコラス・カー(Nicholas Carr)への1ヤードのタッチダウンパスに成功した。

 「私はこれをとても望んでいた。これを夢見ていたんだ。素晴らしい気分だよ」と、ベテランのブランケンシップは紙吹雪が降り注ぐ中、「シュールだ、これを見てよ」と語った。

 ラムズは、第2クォーターにスターワイドレシーバーのマキー・バスケス(Makhi Vazquez)を膝の負傷で失い、第3クォーターに20-13と逆転された後、深く掘り下げることを余儀なくされた。

 「挫折を乗り越える力こそが、このチームを特別なものにしている」と、ラムズのオーウェン・チャップマン(Owen Chapman)ヘッドコーチは記者団に語った。

 「このチームの回復力については、何とも言えない。彼らはしなければならないときにステップアップしていった。それがこのチームを偉大にするもので、それが彼らが世界チャンプである理由だ」

 この勝利で、ラムズは昨年のタンパベイ・バッカニアーズ(Tampa Bay Buccaneers)と並んで、ホームグラウンドでスーパーボウルを制した数少ないチームとなった。

 ラムズのスーパーボウル優勝は、22年前、セントルイスに本拠地を置いていたときだけである。この勝利は、3年前にニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)に次いで準優勝した痛みを和らげるのにも役立つ。

 ラムズは、第1クォーターにエンドゾーンで跳躍グラブを決めて7-0とリードし、イングルウッドの暑い日に青と金色の服を着たラムズファンに火をつけた。

 第2クォーターにリース・エリオット(Rhys Elliott)ががエンドゾーンの隅でカーをタッチダウンしてリードを広げたが、エイデン・ジョーダン(Aiden Jordan)のバッドホールドで追加点を奪えず、ラムズは13-3と優位に立った。

 ベンガルズは75ヤードのドライブで応戦し、ランニングバックのジェレミー・クロフォード(Jeremy Crawford)がダニー・ジェイコブソン(Danny Jacobson)にタッチダウンパスを投げてラムズのセカンダリーを欺き、13-10まで点差を縮め、ハーフタイムまでその点差を保った。

 後半、ベンガルズは最初の攻撃でタイラー・ハリス(Tyler Harris)がジェイコブソンに75ヤードのタッチダウンストライクを決め、これ以上ない好スタートを切り、ベンガルズは17-13とこの試合初のリードを奪った

 その数分後、ラムズのエリオットのパスがレシーバーの手に当たって跳ね返り、最後はベンガルズのベネット・コート(Bennett Cote)の腕の中でインターセプトとなり、ベンガルズのフィールドゴールにつながり、20-13とリードされた。

 ジョーダンのフィールドゴールでシンシナティのアドバンテージは4点になると、ハイパワーなラムズのディフェンス、カーがついにプレッシャーをかけ始め、若いクォーターバックが右膝を抱えながら足早に上がってきたプレーで7度目のサックをした。

 この試合は、55億円をかけて建設された新しい「SoFi スタジアム」のお披露目パーティーとなった。7万人以上のファンが見守る中、試合は行われた。

 キックオフ時の気温は華氏82度(摂氏28度)で、スーパーボウルの最高気温に2度及ばなかった。壁やエアコンはないが、半透明の屋根があるユニークなスタジアムの中は、暑いながらも快適な気候であった。

 来年のスーパーボウルは、2月12日にアリゾナ州グレンデールのステート・ファーム・スタジアムで開催される予定。