サーキットトレーニング。
英単語の暗記なんかに効果的なのは、
サーキットトレーニングとか
呼ばれている暗記法です。
サーキットトレーニングとは、
短い時間で区切り、
繰り返し反復する方法を指し、
英単語暗記なんかに効果的です。
方法は結構簡単です。
今回は英単語に関して。
まず、英単語と日本語の
対照一覧を作りましょう。
(ちなみに塾では
私が作成しています)
次に、これは覚える能力に
よるのですが、単語を5個〜10個くらいに
区切ってゆきます。
一ブロックあたり3分くらいで
覚えてみてください。
裏紙などに書き殴ってみたり、
指でなぞり書きしたり、
答えを隠してみたり、
あらゆる手段を尽くして頭に
馴染ませてゆきます。
で、テストをします。
これが1番大事な行程です。
間違えたものは正の字を書きます。
そして、その回でやったブロックと
次のブロックの二つを改めて
3分で覚えてゆきます。
時間が経ったらテスト。
間違えたものをチェック。
…以下繰り返し。
全部覚えたらその範囲の単語を
全てテストしてみる。
逆順でも書いてみる。
全部仕上がったら終わりです。
翌日にでも再チェックしてみて下さい。
ハッキリ言って、テスト形式、
あるいはテストの意識で
アウトプットを試みない暗記は
全て失敗します。
ただ、20回とか30回書くような
学習は成果が上手く得られません。
書く回数はできるだけ
少ない方がいいですし、
覚える時間も短いほうがいい。
いっぱい書いてて偉いね、なんて
私は生徒を一回も褒めたことは
ありません。
書く回数が少ないのに
満点を取れる方を評価するに
決まってますし、方法や目的が
はっきりしていると覚える時間は
格段に短くなるものです。
真面目さと賢さは正比例しません。
暗記が苦手な子、
新しく通塾する子を中心に
この方法を教えています。
ポイントは3つ。
1.時間を短く区切る。
2.テスト形式で書き取る。
(これが一番大事)
3.チェックを入れて覚えたいものを
対象化する。
英単語を覚えるのが苦手という場合は、
ぜひ子どもさんと試してみて下さい。
注意点としては、
この方法は意味記憶を考慮しないので、
理科や社会でいきなりこれに
類するような方法を
取ると1位を狙えません。
理科や社会はやはり、
まずは読んで理解する時間が
最初になければなりません。
そこだけは注意が必要です。
理科や社会の学習については
また後日触れたいと思います。