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Personal Landscape

映画『大日本人』

2009.04.07 04:22

映画「しんぼる」制作決定おめでとうございます。

先が見えない、真っ暗ヤミの今のこの世界状況/環境だからこそ、今度の新しい松本監督の作品はまさしく<シンボル>—抜け出せず、もがいてるこの状況から、っということでしょうか! 

遅ればせながら、第一回松本人志監督作品『大日本人』を観ました。

とにかく、めちゃくちゃに面白いじゃない

本当にすばらしい

だからこそ本当に惜しいと思う。

松本監督の身内に映画を知っている人がだれもいない。

映画スタッフも「そう言われたから、そうします!」的な仕事が随所にみられて残念でならないです。

言葉はゲスだが、ヨーロッパの映画祭で十分に賞をとれる作品であったのに、本当に残念です。

例えば、序盤の公園でのインタビューのシーン

何故もう少しハイ・アングル(空が見える位)にしていないのだろう。

この主人公の人となりを聞いているのでしょ!

このシーンは…

DEPTH(深み)が画面になくてはいけません。

奥行きがなくてはならないのです。

なぜなら、 

このシーンでは、その人となりを聞いているからです。

(だって内面をきいているのでしょ!?そのインタビューで!!) 

つまりその画面=その人(主人公の奥でしょ!)

  

また+α、なんで音(インタビュー)は半分Voice Overにしないの?

笑える箇所がいっぱいあるんでしょ!

自信あるのでしょ、台詞に! 

 

ずーとあのトークトーンであのインタビューシークエンスやちゃんうだもの

強弱がなくて疲れちゃう!!

映画(も)人に見せる以上=作品だよ!

あれじゃあ疲れちゃう。

大日本人というある種のゴミを象徴化している訳なのだから、

もっと強弱つけないと!  

小説でいえば句読点がない様なものだよ。

*アングルがおかしい、アングルに優しさがない、作り手の目線になっている。

でも

*衣装、チョーいい!

*CG、チョーいい!

*キャラクターデザイン、チョーいい!

*音楽、チョーいい!

とにかく最高、やっている事チョー高等

本当にすばらしいし、面白い、また撮って欲しいし、撮るべきだ!!

ゼヒ!!             

期待してます。