中小企業は「会社の強み」を多くの人にアピールしよう?
中小企業は「会社の強み」を多くの人にアピールしよう?
日本人は昔から、アピールが苦手な人が多いと言われてきました。
今でも「会社の強みは何ですか?」と聞かれて、サッと答えられる人はそう多くはないでしょう。
反面、採用面接の時には「あなたの強みは何ですか?」と応募者に尋ねる会社があり、「“強み”は差別化できる要素」だと言うことは知っています。
そもそも「会社の強み」とは、同業他社と比べてその会社が優位性を発揮できる点です。それだけに、ホームページでは大きく掲載し、検索結果一覧にも表示されるようにしないといけません。
インターネットは、このアピールが上手い会社ほど反響が取れる世界。
「〇〇ならこの会社」という風に会社の強みを多くの人にアピールしていきましょう。
【著者プロフィール】
株式会社アクセスアップ/富井清和
1998年東京都千代田区でITベンチャーを起業。金融機関・放送局・大手電機メーカーを含む約1,500社にも及ぶWebシステム開発に携わる。主にSEO対策を目的としたコンテンツ作りとページ構成を得意とする。
日頃の業務のかたわらで、船井総研との共同セミナー講師、東京税理士会や杉並区中小企業診断士会への技術研修。杉並区商工会議所や武蔵野青年会議所等でセミナー講師を務めホームページの集客方法について語っている。
どんな会社にも強みがある
“強み”とは、会社が生き残って行くために欠かせないもの。絶対になくてはならないものです。
そして、それを知り、セールスポイントとしてアピールしなければいけません。ですから、“強み”つまり“己を知ること”が大切なのです。
この「己を知る方法」としては、遠方にお住いのお客さんに「ウチの会社を選んだ理由って何ですか?」と尋ねてみればわかるケースがよくあります。わざわざ遠いところにある会社を選んだ理由には、近場の会社にない魅力があるはずです。
しかし、そんな手間を惜しんで“強み”を見つけられないまま前に進むのは危険です。
強みが何かハッキリしない状態は、特徴を表現せず〇〇屋として出店するようなもので、数ある同業者の中で目立たないただの一社になり、
「業界最安値」や「最大〇〇%割引」といった金額上のメリットで勝負するしかなく、価格重視のお客さんばかりを集客してしまうことになり会社は疲弊してしまうのです。
強みとはお客さんが感じる価値
お客さんの原稿作りのために取材をすると「うちの会社には強みと言えるものは....」と謙遜されるケースがよくあります。しかし、どこの会社にもご本人では気付かなかった同業他社との違いはあるものです。
例えば...、 「コンピューターに頼らない〇〇な技術」や「どんな〇〇もお任せのハイエンドな技術」といった技術系のことから、「並ばなくても入れる広いお店」や「選べる!常時〇〇〇台の在庫」といった事業の方向性や現場からも見てとれるケースはあります。
また「創業〇〇年の老舗」や「業界歴〇〇年」など、長年会社が続いているというものも安心や信頼につながる強みと言えます。
ただ、わからない時は「自分たちで考えてしまう」ことは止めた方が良いです。 その理由は「強みとはその会社と取引する価値」のことで、お客さんが感じることだからです。
伝えることに謙虚さは必要ありません
ネットを活用した販促では、SEO対策だけでなく有料広告など、会社の存在をあちらこちらに露出することに対して謙虚さは一切必要ありません。
バンバン露出することで認知拡大につなげ、そこで“会社の強み”をアピールするのです。
よくあるのは、5ページ程度の少ない量のホームページだけに頼っているケース。
残念ながら、5~10ページ程度では露出とは言えません。検索で上位にランク入りすることもできません。ハッキリ言って勿体無いとしか言いようがありません。
今はホームページだけでなく、ブログから始まりインスタグラムなどのSNS。Youtubeとホームページ以外にも無料で会社の存在をアピールできるツールがあり、活用している企業は無数にあります。
強みはお客さんが感じる価値です。その価値を武器に多くの人に認知してもらい反響につなげましょう。
さいごに
如何でしたか?
今日は、「会社の強み」についてお話をしました。
ホームページを制作する際、弊社では文章作成や写真撮影をしますが、ここで役立つのがその会社の強みです。この強みがあれば、そこにフォーカスしてインタビューや撮影ができるため、全体的に何をアピールしたいのかハッキリするホームページが完成します。
今はユーザーのニーズは多様化しています。 長年経験のある会社を信用するとう人もいれば、取扱いジャンルが幅広い方がいいと言う人もいる。それだけにこちらの強みを伝え、それを求めるユーザーの目に入る機会があれば、チャンスは広がるのです。
ホームページを作ったら多くの人に「会社の強み」をアピールしましょう。