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1917命をかけた伝令「ワンカットとは?」

2020.02.27 06:25

『1917』命を賭けた伝令を見ました!

これの宣伝文句に

「驚愕の前編1カット映像」って言葉があります。

このは1カットって何?

1(ワン)カットっていうのは、そのカットが「一つ」ってことなんだけど、普通テレビドラマだったら、主人公が喋る(ワンカット)、主人公が喋ってる相手を取る(ワンカット)っていうふうにカットがそれぞれ分かれているのがまぁ一応普通なんだけれども、

この映画はまぁ全部それ(カット割り)がなく、ワンカット、一つのカットで(つながっていて)、逆に言うとカットしせずずっと長回しで撮っているっていう映像だっていううたい文句なんだけど。

物理的にそんなことは、まあ無理なわけで、

見て見終わってわかることだけど、

正確に言うと「ワンカット風に制作」している!

では、なんで

ワンカット風に取らなきゃいけなかったのか?

もしくは撮りたかったのか?

撮る目的は何なのかって?

ということがまあ一つの好奇心というか

知りたいところではあるんだけれども、

見終わった後に君の感想がすべてだったなあ〜っと思ったんだけど

君の感想はなんだったっけ?

私は最初伝令に走り始める2人(最初のシーン)があの細い道(土豪のなか)を

前後前後しながら通っていく、周りに他の兵士たちが待機していたり、走り回っていたり、人一人分しか走れないような土豪を、曲がりくねった先をその二人が前後前後しながら、入れ替わったり、追い越し追い越されつつ走っているっていう瞬間に、私も3人目で一緒に進んでいる感覚になった!

そういう臨場感も得るためにワンカットっていうのがあるんだなあって!

って思ったと、思った!というよりは

そういう風に思わせることがワンカット最大の目的だったんだなぁっと。

その感想のように、ワンカットで、作品を作ることの最大の目的意味はそこにあるんだなあって逆にわかった。

ロングテイクっていう言葉と似てるようなその違いがわからないんだけれども?

これなかなか、こう、表現として難しいんだけど、

テイクっていうのは逆にいうと、このワンカット(映像)でも、なんテイクしてもよくて、要するに1テイク目、2テイク目、3テイク目というように、NGではないものを撮るために、撮り続けるものをテイクしていくってことだから、

ロングテイクっていう風な言葉があってそれはまたちょっと紛らわしいけどロングテイクとワンカットとってっていうのはほぼイコール

長回しで撮ることがロングテイク

だから(この作品は)超ロングテイク映像という様に言ってもいいわけでね。

映画の始まりから終わりまでまあ2時間ぐらいをロングテイクしたというふうな言い方もできるよね。

できるけどまぁ実際にはロングテイクで撮ったわけじゃないので、カット、カットしているからね、それらのカットをワンカットに見えるように上手に繋ぎ合わせていて、しっかり、つまり視界が変わらないようにカットをつなぎ合わせているので、

1カット=一視線しかないように作ってるって言うことがこの映画の視覚効果ってこと

ですよね。

だからこのなんていうかむしろワンカットとかロングテイクって言うものは

すごくオールドファッション(古くからある)テクニックなんだよね

古典的なテクニックなんだけど、このコンピューターグラフィックを使いながら

しかもその役者(達)に全力疾走させるっていう古典的なその演出を加えて

(新旧の技術を)混ぜながら両方をうまく融合させてワンカット風に撮ったというのは見てる(側からして)その臨場感を、参加しているかのような臨場感を非常に高めることが目的だったんだなぁと思った。

映画が好きだったり、映画作りに興味がある人は絶対見たほうがいい映画。映画としてすごく意味がある作品だと思うし、ちょっと話は変わっちゃうけどこの(今の)時代に100年前の戦争がどういうもんだったのか、若い人たちが命を落としていく国家ってどういうものだったのか!っていうね。