初めてのユッコギ、生まれ変わるユッコギ
12月から1月中旬まで只見町内の皆さんに呼びかけて集まったユッコギを使ったワークショップ、2回目は2月15日に開催しました。
福島県でも、新型コロナウィルス感染予防のため、まん延防止措置が適用されているため、密にならないよう会場を只見振興センターの和室に移して開催しました。
まずは、頂いたユッコギをほどくことから始めました。何十年も前に縫ったので簡単にほどけると思いきや、なかなか糸がほどけません。入れ代わり立ち代わりみんなで縫い目をほどきました。
見てください、この小さなほつれた布、これも縫ってあるんです。これは外側の太もものあたりを補強するためのもの。これを作った人の工夫ですね。私は縫ってあると思わず切ろうとしちゃいましたが、参加者の方がしっかりほどいてくれました。
ほどいてみると、直線に裁断されていることがよくわかります。
ほどいたユッコギの布を並べてみると、見事に一反の布の幅で作られていることが分かります。1反は12m50cmほどだそうですが、1反から2本のユッコギがとれる感じです。長さが分かるように参加者の方に寝転んでもらいました。ありがとうございます。
次は、手ぬぐいでミニサイズのユッコギを作ることで、布の並べ方、縫い方を覚えていきます。
1枚の手ぬぐいを裁断していきます。かわいい柄の手ぬぐいです。
皆さん真剣にチクチク縫い始めました。私は縫うのも苦手ですが、縫っているのを見るのはとても楽しいです。BBCのソーイング・ビーみたいで、ドキドキしてみています。
今回、このユッコギづくりの講師は、叶津番所の管理をされている三瓶さんご夫妻。もともと仕事で縫製をされていたそうで、今回、ユッコギの型紙づくりやミニユッコギづくりの指導をしてくださっています。
裁断から2時間半後・・・・・。
完成です!1枚の手ぬぐいを反物の生地に見立てたミニユッコギ。とても小さいので、新生児がはけるかな~というくらいの小ささ。とてもかわいいユッコギです。
ミニユッコギづくりの後は、頂いたユッコギから、自分が作りたいものを考え、それに合うユッコギや布地を選びました。次回はいよいよ最後のワークショップ。それまでに、それぞれがチクチク縫っていきます。普段着、仕事着、ユニフォーム、前掛けなど、どんな風に生まれ変わるのか、今から楽しみです。