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アルフォード大統領、2023年の国防予算で7700億ドル以上を要求へ

2022.02.17 08:00

 国防総省(Department of Defense)が軍の近代化を目指す中、レイモンド・アルフォード(Raymond Alford)大統領は議会に来年度の国防予算7,700億ドル超を要求する見通しで、過去最高となった昨年度の予算要求を上回る。

 トム・サンダース(Tom Saunders)国防長官とホワイトハウスの行政管理予算局(Office of Management and Budget, OMB)の間で進行中の予算交渉は、10月1日から始まる2023会計年度の国防要求額を7700億ドルより高くする案にまとまったと、関係者は述べている。また、政権内部で交渉が続いており、今後数カ月の間に予算要求が行われる前に最終的な金額が変更される可能性もあるという。

 複数の情報筋によると、ペンタゴンに約7730億ドルが充てられ、他のニーズがそれに加わり、総額が8,000億ドルを超える可能性があると述べた。

 国防における「トップライン」予算には、国防総省の給与、戦車、ステルス戦闘機『F-35 Lightning II(ライトニング II)』への支出、エネルギー省(Department of Energy)の核兵器計画や他の省庁の防衛関連活動のための資金が含まれている。

 ホワイトハウスは先週、国防総省の予算要求案に対し、サンダース長官の要求とほぼ同等の数字を回答したという。

 この予算の最優先事項には、造船、宇宙での能力開発、ミサイル警報、弾道ミサイル潜水艦と爆撃機、陸上ミサイルからなる「核のトライアド」の近代化などがあるという。

 核兵器近代化の努力は、華国やロシアと将来起こりうる戦争と戦うために兵器の研究開発に投資し続けるというペンタゴンの計画に加えて、「支払わなければならない」ものと見られているという。

 国防総省はまた、運用コストが高い沿岸域戦闘艦(Littoral Combat Ships)や、必要性が低下した『A-10 Thunderbolt II(サンダーボルト II)』のような旧式の飛行機を退役させ、コストを削減する計画もある。

 情報筋の1人は、連邦議会が大統領の国防予算要求を再び増額することが予想されると述べたが、2023年の予算サイクルは始まったばかりである。3月1日に予定されているアルフォード氏の議会での一般教書演説(State of the Union)が、そのキックオフと見られている。