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【プログラムのご紹介】World Wide Collection インド編〜Indie Vision

2017.11.15 12:43

こんにちは。


本祭部のタカシマです。🐬


今日はWorld Wide Collectionインド編 〜Indie Visionについてご紹介します。


↓World Wide Collectionインド編 〜Indie Visioの上映スケジュール↓

11月28日20:10〜21:45




本企画では、インド映画に対して多くの方が抱いているであろう「歌って踊る」・「明るい」イメージとは一味違った主題を持つ、『SUFFERING』・『KULA』・『BY LANE SAGA』の3作品を上映します。また、インド映画研究家で、インドに深く精通されている高倉嘉男さんをお招きし、インド映画の多様性やその背景を、上映作品を通してお話しいただきます。みなさんには、これらの作品や高倉嘉男さんのお話を通して、インド映画の多様性を感じていただけたら幸いでございます🌞🇮🇳


それでは、上映する3作品を紹介します⏬


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【作品紹介】


『SUFFERING』監督:Satish Munda


Film and Television Institute of India,Pune

2017年/インド/16min.


〈あらすじ〉

これは、事実に基づいて描かれた作品である。無実の男は誤認によって捕まり、銃撃戦の首謀者であると白状させるため、当局に拷問にかけられた。そしてその話は捕まった男の父親にも伝わったのであった。


〈実行委員によるコメント〉

リアルな状況表現、表情が父親を中心とした家族の深刻な心情を強めていることはもちろん、音と共に緊迫感に襲われるようなラストシーンに注目です。



『KULA』監督: Indranil Kashyap


Film and Television Institute of India,Pune

2017年/インド/27min.


〈あらすじ〉

これは、感傷的だが実に歪んだ喜劇である。作中では、ある婚外子が実の父を見つけることにとどまらず、彼自身が父の死の引き金を知らない間に引いてしまうことが、大きな方向転換となる。とはいっても、彼はオイディプスのように運命と戦う必要はない。なぜなら、この表象の帝国では、プラグを差し込むことで運命は簡単に夢見たとおりになるからだ。そして、結末で彼は自らの願った姿の通りに作り直される。それは、父と息子の複合体という超常的なものであった。そして「彼」は、信号を思いのままに操り、女を背中にしがみつかせてトンネルの中をバイクに乗って疾走するという、理想的なショットを見せるのであった。


〈実行委員によるコメント〉

鑑賞後、あなたはこの作品をどう受け取るか、そう投げかけられているような感覚をおぼえるでしょう。音や色で表された、独特で理解の追いつかない、しかし気付くと夢中になっている、危険かつあまりにも滑稽な世界観…!



『BY LANE SAGA』監督:Ranjit Nair


Film and Television Institute of India,Pune

2017年/インド/21min.


〈あらすじ〉 

これは、労働者階級のコミュニティを、彼らが同じくするアイデンティティを通して眺めるという試みである。そのアイデンティティは、定められた社会の仕組みからは離脱し、夢へと向かっていく出発点のなかにこそ見出される。それは例えば彼らの脆弱さ、抑圧された空想のようなもので、社会の主流を外れた暗い路地:LANEのようなところから動き出すのだ。


〈実行委員によるコメント〉

私たちの「日常」とは異なる風景。しかし、これらもれっきとした彼らにとっての「日常」。さまざまな角度から映し出される彼らの日々の営みに引き込まれるなか、無意識的に体験する「異文化」。そしてそこから獲得される新たな視点。世界共通、人々が常日ごろ感じている退屈さ、不条理さが、獲得された新たな視点によって何か変化を起こすかもしれません。そんなきっかけを与えてくれるような作品です。 


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いかがでしたか🧚‍♀️💠

明日はWorld Wide Collection ドイツ編〜映画で現実を描くことをお届けします。

お楽しみに〜(^-^)