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Oimachi Act./おい街アクト

アル・パチーノにデ・パルマは濃い過ぎる。映画も長すぎる。「スカーフェイス」

2022.02.25 03:00

ハワード・ホークルス監督の作品「暗黒街の顔役」(1932年米作品)は、実に切れ味の良いギャング映画だった。

 

この映画をブライアン・デ・パルマが監督。脚本をオリヴァー・ストーン。アル・パチーノが主演として1983年にリメイクされた。

 

キューバ移民のチンピラがコカインの密売で暗黒街のボスにのしあがり、自滅していくまでを描いている。

 

映画公開時にカットされていた部分もDVDでは収められ、映画がやけに長くなった。

 

キューバのカストロまで登場させているところはドキュメンタリーの手法を取り入れた脚本に、映画の期待はふくらんでいく。

 

ブライアン・デ・パルマは、ある映画評論家いわく、「要は下手なのよ‼」と。

 

確かに、その頃のデ・パルマの作品を観ても、節々ををつなぎ合わせていて、"なめらかさ"が無い。

 

この「スカーフェイス」も、アル・パチーノのワン・パターン演技に"嫌気"がさすくらい。

コカイン中毒の成り上がりの、妹に対する異常なまでの"愛"にも、うんざりしてくる。

 

要するに冒頭の期待を裏切りながら、映画は延々と続き、自滅するべき男の結末までの「引っ張り」は逆効果になっている。

 

ボスになっても成長しきれないアル・パチーノが、下手な演技を続けていく。

映画を170分にもする必要があったのか?

結果、逆効果になっている。

 

アル・パチーノは本来はいい役者なのだろうが、この作品で、オスカーへの道が遠のいたような、そんな作品だった。