5年生の地理に向けて。
社会の勉強の仕方プリントを渡しました。
そろそろ地理も集大成に差し掛かってくるので、
工業までだいたい終わってしまっていますから、
これから総復習がスタートしてゆくのですが、
その時の注意点について説明をしていきました。
生徒たちがいつになく神妙な面持ちで私の話を聞くので、
なんか私の方が緊張してしまいました。笑
「君たちが忘れてしまうのは何故だと思う?」
から話は始まったのですが、まあ量をこなすのは
当然あるべきことであるとして、意識とか方法とか、
そういう話をずっとさせていただきました。
「もう一回丁寧に●●してみようかな・・」
「ここが大切って分かったから、もう一回
家でやっておいてみようかな・・」
「先生、この方法を試してみたいので、
●●を貸してください。」
何かを感じた生徒たちは個々に自分の
学習そのものをどうしようかと真剣に考え、
何かをやってみよう、と思ったようでした。
「君たちの方法は誰かを超えられても、
その上の高みにはいけない方法だ。
君が身につけたいと思う知識は誰でも身につけようと
努力しているんじゃないの?その問題集が例えば
完璧に全部暗記されたとして、そこまでどまりの
学習方法で止まっていたら、学校のうちのだれかは
もっと先まで行ってしまうってドキドキしない?
となれば、一体君たちは何をすべきだろうか?」
そして最後に。
「俺は、地理で一番大切なのはいつも地形だと
思っている。総合的な学習に入っていく前に、
必ずこの地形のページを眺めて、一体どれくらいのことを
想像できるか、その地形が何故紹介されていて、
どうしてそれを覚えるべきだと言われているのか、
先生のかつて行った授業を全部ひっくり返して
調べ倒すくらいの気合いが欲しいものだ。
先生は君たちがもっともっと高みに行ける内容を
これまでも理由を一つ一つ説明しながらやって来た。
それをどこかでサボった意識があるならば、
昔の自分が書き込んで来たものをもう一度
見渡し直して欲しい。1週間2週間かかってもいいから。」
今週からしばらくは宿題が少なめな日々が続きます。
じっくりと今の話を元に模試対策やテスト対策をしながら
過去を振り返られるようにと用意した時間です。
それぞれの対策を行う中で、今日の指導の場で
話したことをしっかり考えてもらって、学習方法を
見直して行って欲しいと思います。