美意識が対極的。
2022.02.19 13:36
メトロポリタン美術館展 で見られるのがクラーナハのこの作品。2枚目ルーベンスと同じ場面。美意識の違い!ルーベンスは物語に忠実。金のリンゴを争う女神たちの美を羊飼い姿の男性が品定めする。1枚目の男性はぽやんとして夢を見ているよう。クラーナハの表現は独創的です。
(ルーカス・クラナッハ(父)作「パリスの審判」、1528年、ニューヨーク、メトロポリタン美術館、1.01×0.71m)
(ピーテル・パウル・ルーベンス作「パリスの審判」、1639年、マドリード、プラド美術館、1.99×3.79m)