深センを調べる
2017.11.15 18:38
6・8まで貼り付けた。もっと読まないとだ。
深圳におけるエコシステムの源流の一つは、2008年に潘昊(Eric Pan)氏が、ハードウェア系スタートアップ/メイカーをサポートするための深圳矽递科技有限公司(Seeed)を設立したことに始まる(
Seeedは今後、IoTをキーワードにした産業界向けの事業と、子どもがものづくりを体験することができる教育用キットの販売の二方面から、さらなる成長を目指したいとのことであった。
Seeedとともに深圳のエコシステムの発展を担ってきたのがHAXだ(写真2左・右)。HAXはベンチャーキャピタル(VC)であるSOSVの一部門で、フランス人のシリル・エバースワイラー(Cyril Ebersweiler)氏が2011年、潘氏らとともにハードウェア系アクセラレータとしてこれを設立した 4 。
haxとseeed。
深圳市は2015年、中央政府の関連政策を受けて、「深圳市促進創客発展三年行動計画(2015–2017年)」を発表している(深圳市人民政府2015)。同計画によれば、市内に「創客中心」(メイカースペースやファブラボ)を毎年50カ所新設することや、2017年末までにこれを200カ所にすることを目標とするほか、各種イベントを開催していこうとしている。
国は方向性だけを示すのか。
た華強北国際創客中心(Huaqiangbei International Maker Center)に加え、深圳開放創新実験室(SZOIL)や深圳市賽格創業匯有限公司(SegMaker)もオープンしている
充実する深圳のエコシステムのなかで急成長してきた企業の一つが、深圳市創客工場科技有限公司(Maker Works)だ。Maker Worksはロボット作成プラットフォームであるMakeblockを販売している(写真5左)。同社が提供する各種パーツやプログラミング・システムを利用することで、ロボットや3Dプリンターなどの組立・コントロールが可能となる。
amazonなどでも販売していて驚いた。3Dで作っているのがすごい。それプラスでコミュニティ。企業の企画部が何かを作るような日本とはスピード感も何もかも違う。
第一の変化は、エコシステムの充実によって、新製品開発に携わる企業の層がその厚みを増したことだ。賃金高騰などによって事業環境が変化するなか、GDPに対するR&D支出の割合が年々増加し、既存の中国電機・電子企業もR&D活動に注力するようになっているが、大企業や国有企業などが主で企業の規模や所有制に偏りがあった(木村2016b)。また、政府・国有企業主導のイノベーション活動は、市場を歪ませる結果にもなっていた(金2015)。
やっぱり、国や大企業に夜ものになると、市場を歪ませる。
日本でも同じだろう。地方創生なんかを見ていると、国の予算に頼りがちだ。街づくりでお金をかせぐというが、何だか圧倒的敗北感がすごい。
第二の変化は、最初からグローバル市場を狙う企業が増えたことだ。中国企業の成長プロセスを市場から見ると、中国国内市場でシェア上位となってから、海外に進出する流れが一般的だった。また、海外市場も、先進国市場ではなく、発展途上国・新興国市場であることが多かった。比較的新しい製品であるスマホでも同じパターンだ。また、中国政府による「走出去(海外進出)」政策の後押しもあって海外進出は増えているが、一部の企業を除けば、まだそれほどグローバル市場を獲得しているわけではない 11 。
海外進出はまだ難しいようだ。国内市場に留まりガチなのかな。
ドローンの大疆創新科技(DJI)や、プラットフォーム製品を提供するSeeed、Maker Works、LeMakerは、大きな国内市場を擁する家電やスマホのような製品とタイプが異なるという背景もあるが、いずれもが海外市場、とりわけ欧米市場から開拓がはじまっている。これらの企業は、世界各地の新技術に敏感なユーザーや積極的にものづくりを行うユーザーに向けて、新しいカテゴリーの市場創出にあまりタイムラグなく関わりながら成長してきた。中国の産業や市場が成熟してきたということも背景にあるが、メイカームーブメントという新しいものづくりのあり方が国境を越えて広がっていることや、深圳がサンフランシスコ・ベイエリア(シリコンバレー)などのエコシステムともつながりを深めていることも大きな特徴だ。中国の経済構造を転換しなければならないタイミングで、ハードウェア系スタートアップ/メイカーが世界的に増えていることは、中国経済のさらなる成長にとってはチャンスとなる。イノベーションと海外進出の双方で、中国を代表するグローバル企業がたくさん生まれる可能性がある。また、香港も深圳に隣接する地の利を活かしてハードウェア系の起業を盛り上げようとしているとおり、製造業が不十分な都市も多いため、深圳を軸に世界各地のハードウェア系エコシステムの一体化が今後も進んでいくだろう
DJIなんていろんなyoutuberだったりが使うし、phantomは友達だって使っている。
やっぱり、狙うは欧米市場なのか。シリコンバレー、深セン、欧米市場。システムの世界的な一体化。
エコシステムの充実とハードウェア系スタートアップ/メイカーの増加によって、深圳の街はその姿を少しずつ変化させている。HAXやSegMakerを拠点にする起業家は模倣品も多い電気街(華強北)の一角で、SeeedやLeMakerはかつて多くの工場があったエリアで、そして、Maker Worksは深圳をイノベーションの街にするため市政府が開発に関わった真新しいオフィス街で、新製品の開発と新しいビジネスの構築に取り組んでいた。深圳経済がどのように変化していくのか、また、それが中国経済の構造転換にどのような影響をあたえていくのか、今後も注目していきたい。
maker works。盛り上がって行って、市政府が支援し、爆速する。
以上、中国: 深圳のスタートアップとそのエコシステム より
どのように学生がそのエコシステムの中に関わっているのか(生態系)
どのようにメイカーをメーカーにすればいいのか。色々な障壁があるのはなぜか。
洋服屋さんと似ている問題を抱えていて、実際に買ったものと、予想していたものが食い違ってしまう、というデメリットがある、らしい。
だから、同人的な物をseeedなどを利用してやっていくことは可能だけど、メーカーを目指す場合はやはり、深圳に住み込んでseeedなどが提携している企業ともしっかり話していかないといけないんだろうね。
深圳の現在をよりよく知ることも大事だが、これから深圳がどうなるかを肌で感じることも大切かもしれない。