『トラブルメーカーwww』観劇。
劇団ディアステージ
舞台『トラブルメーカーwww』観劇。
1/22(土)の昼公演
もう2ヶ月経ってしまって
なんのメモもないまま記憶だけで今書き始めている。
どう表現したら良いのか上手い言葉が見つからず。
"超王道ベタアニメの実写化"
みたいな
なんかよくは思われない表現しか思い浮かばなくて、ただ時間だけが過ぎていたんですけども
キャラクターもビジュアルも展開も、
気をてらうことなく最後まで王道を貫いていて
「こういうのでいいなー」
となって帰ったので、
こちらとしては良い意味で言っているんですけど。
感想って鬼むずかしい。
- 腕っぷしが強く頭は悪そうだが情に熱い嵐(ラン)。
- コミュ力低いけど頭脳派の戦(ソヨギ)。
- コミュ力高い普通で人気者の楓(カエデ)。
3人足すと完成する、みたいな王道の主役の組合せ。
そして全員とても優しくて愛がある。
突然ゲームマスターみたいなハッカーが現れて、
何個かミッションをクリアしていく。
その裏で物語の裏ボスというか本当のボスというかのそっちストーリーも進行。
この闇を抱えたイカれ少女を演じたくらるさんを筆頭に、みんなみんな、各ビジュアル含め、キャラクター像が完璧に見ているこちら側の思い描くソレ通りでとてもガッチリハマっててとてもよかったです。
と
言い方がどうしてもベタをイジッているみたいになってしまうことが本意ではないのもあって、あえて見られないよう時期をずらして書いてるとこもあったりもするけど、本当にこういうベタなやつでいいなーと思いました。
変なことせず、もうみんな知ってる展開がいいや。
楽しかったね。
アドリブたくさんあったり、役ではない素の演者の暴露シーンがあったりしたけど、知らずに行ったらもしかしたら「ん?」ってなった可能性はあるものの、それはあるだろうと身構えていたというか、
いわゆるガールズ演劇をやる団体にとって、自分が求められるお客さん像と不一致なのは自覚している中で、
劇団☆ディアステはアイドル個人が好きで見に来るお客さんも多いだろうし、わかりやすい展開の中で、演劇から飛び出た素になる瞬間も見れて、お馴染みの曲も聴けて、客層にマッチした需要と共有のあっている舞台だというのは理解した上で見ているのもあったし、その事前知識が自分にあったのもわりと良かったことな気はする。
お話自体に対する感想はみんな知ってるソレなので特に自分から書くことは今回はしないけど
たろさんはマジリバのカッコいいイメージがあったから最初わからなかったけど、大家さん見ながらこの人すごいうまいなぁと思ったあたりで、あーこれがたろさんか、そりゃ目を惹くわ、納得。となった。
今回日替わりゲストがいて。
観る日を決めるにあたって決定的になったのはこの日替わりゲストの花岡芽佳。
行くならこの人の日がいいなぁというのはわりと強くあった。
そんなこと言いながら花岡さんが2年演劇から離れていた事を知らなかったくらいの人間ですが、いつもキャスト欄に名前があると嬉しくなる好きな役者さんの1人。
今回も持ち前のおもしろお姉さんの本領を発揮し過ぎてるくらい発揮してたくさん笑わせてもらったけど、絶対にちゃんとしないといけない場面で誰も笑えないミスをして、たぶん内心めちゃめちゃ落ち込んでシュンとしてもおかしくないくらいの状況にも関わらず
そのあとも舞台上でゲストという立場を理解し周りに気をつかないながらひっそりと身を潜め、いざ振られたら全力で期待値を超える何かを返す、終始堂々としながらもずっときょどってる矛盾演劇芸も相変わらずおもしろいし、あらためて素晴らしい人でした。
舞台を降りる最後まで、そして終わった後も、SNSで反省しているところを見せ過ぎず、こちらの楽しかった気持ちを自分の気持ちを軽くするための謝罪の言葉などで邪魔をしないプロフェッショナルなお客さん目線の姿勢にさらにこの人を好きになった。
で、今回の話の中で1番好きなキャラクターはソヨギだったんだけど。
夏未ゆうかのビジュアル、演技が好きというシンプルな面を差し置いても、ソヨギ自身の頭良くて声小さめの控えめな性格で他人にそこまで興味なさそうに見えるけど、強い気持ちがあって人一倍愛も強くて、それ故に誰とでも関わろうとはしないけど関わる人とは向き合ってちゃんと戦おうとするそういうところが一番好きなキャラクターでした。
ビジュアルもメガネにドハデ柄のダボダボなグレーパーカー、そこにパソコン持ってるの完璧だった。
姉妹の中でも冷静に一歩引いたところから淡々と話す普段の姿も、ご飯食べるとこや要所要所で見せる完璧ではないかわいらしい一面も、局面で熱くなって感情的になる姿も、どれも素晴らしく、ソヨギは夏未ゆうかがやるべき役だったと思う。さすがだった。
劇団⭐︎ディアステの舞台は前回見たマジリバではわりとディアステのグループの歌パートがあって、既存曲を使う分、若干無理やり感があったり全く知らないから置いていかれたところはあったけど、今回のは舞台の話ととても合っていて、
かつ、ランの表現力の高さというか、かなり惹きつけられるものがあってライブを挟む意味は強くてよかったなと思う。
雛形羽衣を見るのはアガリスクさんの国府台ダブルス以来だったのだけど、ほんとにとってもよかった。
劇団⭐︎ディアステージというと勝手に舞川みやこさんのイメージがどこかであって、劇団ディアステさんはマジリバ以来の今回だったけど
マジリバでは舞川みやこ×雛形羽衣がいい感じにグワっとやってた中、みやこさんが劇団を退所して今回見て
雛形羽衣すごいなぁ。
めっちゃ劇団ディアステージだ。
どこに出ても恥ずかしくない看板だなぁ。
みたいな意味不明な感想というか、
ミスター(ミス)○○みたいな人がいなくなった後にしっかりチームの顔としてなんの問題もなくそこに君臨していることにすごさを感じる。
マジリバと今回しか見てない人なので、知ってる人からするとたぶん2人ともずっと第一線で同じように主軸を任されてきているから何言うてんねんなんだけど、知らない人からすると劇団として"世代交代"は言いたいことと全く違うんだけど、こんなにスマートにクオリティを下げることなく継続していてすごいなと思う。
あとは、
二瓶さんは結構前から気になってインスタはフォローしてたので、初めて生で観れて嬉しかった。
異常に綺麗界隈の人って性格がおもしろい人が意外と多いけど、二瓶さんも相当なおもろびとだったな。
自分が見た回はくらずしの利尻美々役をやってた山本美羽さんがカーテンコールの挨拶をしていたんですけど、泣きながら話すこの舞台に出るにあたっての気持ちなどにちょっともらい泣きしちゃいそうでした。
(おじさんなのにもらい泣きしちゃってもいいんですよ自分)
配信アプリか何かのイベントか何かで勝ち取った役みたいなことを言っていて、そういうイベントで役をもらう系のやつはあらゆる面を考えるとあまりというか、結構好きではないんですけど、
この舞台に出るにあたってこんなにしっかりと気持ちを持っていて、かつ山本さんが初舞台とは思えないこの舞台のキャストの中でもかなり良かった人の1人だったので、あの挨拶が好印象というか、ちょっとグッときてしまった。
くらるさんのサイコパス演技はあのめちゃめちゃちゃんとした顔面あってこそのものでもあって、絶対にサブキャラではないそのオーラを最初から最後まで一生解き放っていてよかったし、遠藤さんも鶴田さんも、闇社会の解決屋の2人も、今回はみんなクオリティの高い人たちが集まっていてとても楽しかったです。
アイドルがやるエンタメの演劇として、どんなお客さんが観にくるか、だからこういう演出をいれるというのをしっかりとやっているところも良いと思うし、カドショーもあえてそうしたのだと思うのでよかったと思います。
そんな感じで遅すぎる感想を自分用に残しておく。
じゃあの