潜在意識」につながるトランス状態を感じてみよう!
http://www.asahi-net.or.jp/~nu3s-mnm//supirityual_sesyon.htm 【スピリチュァルセッション】
https://ameblo.jp/nobu-trainer/entry-12194633409.html 【「潜在意識」につながるトランス状態を感じてみよう!】より
こんにちは、潜在意識を味方にするノブトレです(^^)
無意識の世界に繋がりやすい状態は変性意識状態(Altered state of consciousness) と呼ばれ、
その代表には催眠術や瞑想などで作り出されるトランス状態があります。
(1)科学者が新たな理論を生み出す。
(2)芸術家が突飛な絵を書く。
(3)宇宙飛行士が宇宙との一体感を覚える。
(4)釈迦が半眼で悟りを開く。
これらも変性意識状態(トランス)と考えられます。
少し、伝説のミルトン・エリクソンの催眠療法について触れてみたいと思います。
「催眠療法」というと胡散臭いと思われる方も多いと思いますが、多くの人々を助けた心理療法なのです。
催眠状態やトランス(変性意識)状態とはリアリティを感じている物理的な現実世界ではなく、仮想世界にある状態です。
皆さんの身近にもトランス状態はあります。
実践ワークでトランス状態を体感してみましょう。
■実践ワーク
あなたの環境で身近に起きるトランス状態を試してみましょう。
(1)注意力が低下している状態:
眠りに入りかけた状態、眠りから目覚めかけた状態 瞑想やリラクゼーションの状態
退屈な授業をボケーッと受けている状態
(2)集中している状態:
映画・テレビ・本に入り込んでいるとき 時がたつのも忘れて音楽や仕事などへの没頭
興味のある話を聞いているとき
(3)注意と行動の分離、分割:
習得済みのスポーツ、楽器の演奏 考え事をしながらのいたずら書き
映画を見ながらポップコーンを食べたとき
(4)リズムや繰り返されるパターン
ダンス、マントラ、ランニング、振り子 ロウソクの火、読経、護摩焚き
如何でしょうか。
■ノブ・トレーナの解説
潜在意識につながるためには、意識を手放さなければなりません。
エリクソンが催眠誘導でよく使った言葉、「目を閉じてトランスに入るのか開けたままなのか私にはわかりません。」
「呼吸が変わってきていることに気付いているかどうか私にはわかりません。」
「私にはわかりません」これが催眠におけるエリクソンの前提です。
おわかりになりますか?
そうなのです….
「私にはわかりません」という言葉は意識を手放す言葉なのです。
わたしたちがトランス状態に入るためには
「言葉による催眠誘導」と「非言語による催眠誘導」があります。
ノンバーバル(非言語)による催眠誘導にはミラー ニューロンの活用があります。
楽しいドラマを鑑賞していると笑いが止まらなくなったり、震災にあった人々をテレビで見ると悲しさや苦しさを感じるのは人間がミラーニューロンと呼ばれる「鏡」のように他人がしていることを自分のことのように感じる共感能力を脳の機能が持っているからなのです。体を動かさなくてもイメージするだけで、運動をしたのと同じような感覚を持つことができます。
このことは言葉を使わなくても自ら作り上げたイメージが相手に伝わることにつながります。
そんな馬鹿なことと思うかもしれませんがセミナーなど、同じ場にいて変性意識、すなわち
トランス状態に入り、同じ身体的な臨場感を共有することでイメージが伝わるのです。
さらに、心拍や呼吸などのホメオスタシスが同調することでさらにイメージが伝わりやすくなるのです。
ドライブなどでも何かの拍子に同乗者が変性意識に入り、場の雰囲気が共有された状態で、一人があくびをするとみんながあくびをするなどはよくあることですね。
臨場感の生成、ホメオスタシスの同調、イメージの伝達によって言葉を使わずにクライアントをトランス状態に導く催眠療法士も多くいるのです。
これをノンバーバル(非言語)による催眠誘導と言います。
ミラーニューロンの活用以外にも、ノンバーバルによる催眠誘導してミルトン・エリクソンがよく使っていたのは脳が一連の動作だと認識していること、例えば「挨拶から握手」などを途中で中断すると相手が混乱します。
そして混乱が変性意識状態に入るきっかけとなるのです。これを私達はカタレプシーと呼んでいます。
カタレプシーは潜在意識に繋がるためのとても大切な鍵になるのです。
http://www.j-phyco.com/category4/entry41.html 【ユング心理学とトランスパーソナル】より
自己実現を目指して生まれた新しい心理学
知らず知らずのうちに自分の内面に押しやられてしまった面も含めて、自分自身を認め、自分らしく生きる…それが、ユングの言うところの「自己実現」です。
この考え方は、1960年代の米国で急速に支持されるようになります。
なぜなら、当時のアメリカでは、大学紛争や反戦運動、ウーマン・リブ運動などが盛んとなり、人間性の解放(すなわち、社会的規範による抑圧からの解放)が叫ばれる時代だったからです。
このような流れで生まれたのが、「人間性心理学」という新しい学問。
代表的な心理学者としては、
カール・ランソム・ロジャーズやアブラハム・マズローらがいます。
●ロジャースの代表的な理論
「人間の変容は、来談者と治療者の出会いによって達成される」
●マズローの代表的な理論
「人が生まれつき持っている能力を発揮するのが自己実現である」
トランスパーソナル心理学の誕生
ユング心理学の理論、そして、ロジャースやマズローらによる「人間性心理学」の影響を受けて誕生したのが、「トランスパーソナル心理学」です。
トランスパーソナルとは、読んで字のごとく、「個を超えた」という意味。
「個を超える」という言葉には、次の2つの意味があります。
◆水平方向のつながり
対話を通じて、性や民族の違いを超えて水平方向につながりを広げていこうという考え方。
◆垂直方向のつながり
瞑想やヨガ、禅修行やシャーマニズムといった内的な体験を通じて、自分の身体や感覚に直接アプローチすること。
言葉や意識の働きを超えて、無意識でつながろうというアプローチ法。
…つまり、横にも縦にも広くみんなとつながろうぜ!!という考え方ですね。(ちょっと乱暴な言い方ですが…)
垂直方向につながることは、神話や古典文学といった古くから伝わる「イメージの世界」を大切にすることにもつながっていきます。
これはつまり、ユングが提唱した「集合的無意識」にも関係する考え方ですよね。
トランスパーソナル心理学の特徴
トランスパーソナル心理学の最大の特徴は、東洋的瞑想を重視したこと。
具体的な方法としては、瞑想やヨガ、禅修行、気功法、太極拳…等々。
これは、「垂直方向のつながり」にカテゴライズされ、言葉を介さずに自分自身の身体や内面に直接アプローチする方法です。
実は、この点については、ユングとはちょっと考え方が違っているところ。
ユングは、このように言葉を介さずに内面にアプローチする方法はあまり好みませんでした。なぜならば、意識的に考える力や、他者と対話する力を弱めてしまうからです。
しかし、ユングが活躍した時代と比べて、急激に西洋的な合理主義思想が拡大した現代にあっては、水平方向に浅いつながりは拡大しつつも垂直方向の深いつながりは弱くなっていく一方です。
こうした状況に警鐘を鳴らす学者も多く、東洋的思想を重要視する声も多くなっているのです。
加えて、ユングの時代よりも東洋的な思想に関する研究が進み、人々に受け入れられやすくなっていることもまた事実。
トランスパーソナル心理学が東洋的な思想を大胆に取り入れている背景には、このような「時代の変化」も大きく影響しているようですね。