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感情と痛み

2017.11.17 21:51

やはり感情と肉体って大きな関係があるんですね。 

臀部から大腿後側の痛みを訴えてこられた方ですが、身体の反応としては、 側胸部に湿寒の反応がありました。 


感情とは無関係のように思いました。

しかし、明らかにストレスがかかっているということを本人がおっしゃっていました。 

そこで丁寧に反応を見て行くことにしました。  

湿寒の反応は肝臓にも影響し、疲れと関係あります。

肝は筋肉に大きな影響を与えます。

筋肉の異常反応は患側の肩から胸です。

目や頭部にも影響がでています。 


物理的な反応として、足の異常は患側の肩を刺激するだけでも良くなることはあります。 

しかしそれだけでは痛みは全く変化しません。

もちろん身体の反応は良くなりましたよ。 

緊張がなくなります。 

でも大事なことは痛みをとることです。 


湿寒の反応がなくなると不内外因の反応が患側の足首と肩にでていました。 

これも感情とは無関係です。 

足首と肩を調整してからやっと感情の反応がでてきました。 

肩に怒、側頭部に恐、側胸部に思です。 


これらの反応がなくなると膝を伸ばして歩行することができない状態だったのが膝を伸ばして歩行できるようになっていました。 

複数の異常反応が身体に影響して痛みを起こしていたんですね。 

疲れもあり風邪もひいていて、不正な身体の使い方もありました。 

複数の異常が絡み合って症状がでていたということです。

感情の反応だけではありません。


痛みのある場所は一度も触ってもいません。 

あれほど痛い場所は全く無関係でした。


13分ぐらいかかってしまいましたが痛みは楽になってました。

何が原因で痛みが起こっているのかを追求することは大事です。

座っていることもままならないような痛みであっても原因さえしっかり把握できれば強い刺激など必要なく治療することができます。 

軽くなでる程度でも十分効果はあります。 

やはり身体は情報を吸収します。

筋肉や脂肪、皮膚に情報伝達物質があるから起こる現象なんでしょうね。 


鍼灸師は皮膚に直接刺激を与えられる仕事です。

それを利用しないで鍼灸治療と言えるのか? 

大事なことは情報を与えることです。

鍼を打つことではありません。

一般的な鍼灸治療では解決しない問題を解決するのは、こういう反応を診断し治療が行えるからです。

なにはともあれ患者さんの症状を和らげてあげることが大事です。

どこかが痛ければ免疫も落ちます。 

それによって風邪に罹患し内熱することで臓器の機能も循環も落ちてきます。

そうなってしまうと何をやっても効果がない。 

薬が効かない。

手術しても効果が薄いなど様々な症状になります。 

自分の身体に気づき情報を読み取って刺激してあげる。 

それを繰り返していくことが何よりも重要です。

これが身体と心のケアになります。 


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