中学受験がうまくいかなかった子が中学で意識すること
LINEにご質問いただきました。要点をまとめると、以下の通りです。
「中学受験がうまくいかず公立の中学校に進学することになりました。モチベーションもないまま新生活に突入ですが、何か気をつけた方がいいことはありますか?」
中学受験、お疲れ様でした。個人的には、中学受験は受験の中で最も過酷な受験なのではないかなと思っています。
その理由としては、「みんながやるわけではないこと」「教科書内容以上の知識が求められること」「スケジュールの過酷さ」などが挙げられます。まだまだあります。それほど大変な受験です。
ひとまず、そんな過酷な受験、お疲れ様でした。なかなか結果も出なくて、落ち込む気持ちもよくわかります。今はちゃんと落ち込んで、少しずつそれをちゃんと糧にできるように動き出せるといいですね。時間が解決してくれることも多いです。
それに結果が伴わなかったとしても、今までの努力が無駄になるわけではありません。わかりやすく数字を使って喩えれば、志望校の学力レベルが50だとして、今回40や30の力までしか届かなかったのだとしても、不合格でその40や30が0になるわけではありませんから、それは中学の勉強で貯金として使えます。
それは大きなアドバンテージです。内容はもちろん、そこで培った学習習慣やモノの考え方、全部が中学でも活かせます。
ひとしきり落ち込めたら、そのアドバンテージを抱えられている自分を誇って、新しい道を歩き出せるといいですね。
そこで注意点は、英語です。まだ多くの学校の中学受験で、英語はないところが多いですからね。ここで躓かないように、特に力を入れましょう。
数学は、中学受験算数に比べれば、難易度はそんなに高くありません。勉強時間だけ確保できれば、無双できるでしょう。
中学受験を終えて、「受験ダメだった、自信無くした」という子も多いと思うので(本当は自信無くさなくてもいいんだけど)、学校のテストで高得点をゲットして、少しずつ自信を取り戻せるといいですね。心のパワーも大切ですからね。
欲を言えば、中学受験で身につけた学習習慣をなるべく減らさず保てると最高ですが、無理はしなくていいです。一度やったことは、またできます。自分の心と身体と相談をしながら、どこまで勉強頑張るのかを周りの人とも相談できるといいですね。
受験が勝負だとしたら、まだその「本当の結果」がわかるのは、ずいぶん先のことです。
この結果を、正解にしてやりましょう。
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まずは頑張った自分を認めること。挑戦したって、もうそれだけで素晴らしい経験だからね。