晩秋と初冬の「すきま」(霊山)
会津地方の平野部でも初雪になった11月16日に、伊達市と相馬市の市境にある霊山に登りました。
福島県は大きく分けて、会津、中通り、浜通りの3つの地方からなりますが、
言葉や風土も違えば、気候もかなり異なっています。
特に気候は、3つの地方を分ける奥羽山脈や阿武隈高地を境に全くお天気が異なるという面白い地域です。
たとえ会津地方が雪でも、中通りや浜通りは というと、、、
割と良いお天気⛅️
でも気温はだいぶ低めの12月中旬並みで、凍れましたよ〜🍃
登山口付近の森は もう少しだけ紅葉が楽しめそうでしたが、
霊山寺跡で見上げたカラマツは、、、
黄金色に色づいた葉もすっかり落ちつつあって、季節の移り変わりを感じさせてくれました。
登山道脇の木の根元には 誰か動物が休むのに使っていたであろう洞がいくつかあって、
だいぶ寒いものだから、なんだか潜り込んでみたくもなりました(笑)
寒い寒いと思っていたら、
雪、、、ならず、あられも降って来ました☃️
この週末は、ついに中通りの平野部でも初雪になるようですね。
紅葉と落葉と雪の気配を感じる 霊山の森の中。
今がちょうど、晩秋と初冬の「すきま」の時期なのですね。
ときに、霊山の歴史は古く、開山されたのは平安時代のことだそうです。
今から700年くらい前の南北朝時代には、
山頂にそれは立派な霊山城が築城されていたと伝わります。
登山道のあちらこちらには、そんな時代の遺構もたくさんあって、
日枝社観音堂や千手観音様、
今は森の中にあっては広い敷地が残っているだけですが、
霊山寺跡や霊山城跡などが残り伝えられています。
10月末の素晴らしい紅葉や奇岩が有名な霊山ですが、
あえてこんな「すきま」の季節に 歴史に想いを馳せて歩いてみるのもオススメな山ですね。
ところどころにある岩峰の展望所からはこんな絶景も楽しめます♫
奥のほうですっぽりと雪雲に覆われているのは安達太良山や吾妻連峰。
明日晴れたら、きっと真っ白に雪化粧した姿を見せてくれるだろうなと思いながら下山しました。
下山後は登山口にある紅彩館のお風呂で冷えた体を温めました♨️
そして、ご近所にある、、、
「まきばのジャージー」のソフトクリームでの冷却もオススメっ🎶