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PALAN

だっこの宿題

2022.02.22 03:01

(孤独になる前に読んでおきたい10の物語の本から)

せんせいが「きょうのしゅくだいは、だっこです。おうちの人みんなにだっこしてもらってね」といいました。


ぼくもみんなも「ええーっ」とびっくりしました。だって、だっこのしゅくだいなんて、はじめてだからです。


なんかはずかしいとおもいました。でも、うれしかったです。いそいでいえにかえりました。


いえにかえって、すぐ、おかあさんに「だっこがしゅくだいにでたんよ。しゅくだいじゃけえ、だっこして」と小さいこえでいいました。


おかあさんは「へえ、だっこのしゅくだいでたん?」とびっくりしました。でも、すぐ「いいよ」とにっこりしていってくれました。


おかあさんはすわって、ぼくをひざにのせて、りょう手できゅうっとだきしめてくれました。


おかあさんのからだはぬくかったです。だっこしてもらっていたら、ぼくのからだもぬくくなりました。


ぼくが「おうちの人みんなにだっこしてもらわんといけん」といったら、おかあさんがちっちゃいばあちゃんに「だっこしてやって」といってくれました。


ちっちゃいばあちゃんはわらって「おいで」といって、だっこしてくれました。


そして、「大きゅうなったねぇ」といってくれました。


つぎは大きいばあちゃんにだっこしてもらいました。大きいばあちゃんはぼくをだっこして「おもとうなったのう」といってくれました。


さいごはおとうさんでした。おとうさんはいきなりりょう手でぼくのからだをもちあげて、どうあげをしてくれました。


ぼくのからだはくうちゅうにふわっとうかんで、きもちよかったです。


おとうさんはぼくをゆっくりおろして、ぎゅっとだきしめてくれました。おとうさんのからだはぬくかったです。


ぼくはまたしてもらいたいとおもいました。

だっこのしゅくだいがでたから、かぞくみんなにだっこしてもらいました。


さいしょははずかしかったけど、きもちよかったです。だっこのしゅくだい、またでたらいいなとおもいました。(おわり)