あつカマ通信 vol.1【ライラカンパニー書庫】
皆さまごきげんよう ラッキー・リーでございます。
この度新たに『あつカマ通信』と題してブログ記事を投稿いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
とはいえ、まずは『あつカマ通信』とは何ぞや、というところから始めなければいけませんね。
我々ライラカンパニーでは、以前よりドラァグクイーン及びその関連事項である女装、ゲイバーなどに関する書籍の収集をしております。
それら資料の一部はライラカンパニー3Fスタジオに展示してありますので、閲覧する事が出来ます。
いずれは場所を設けて『あつカマ資料館』として公開する計画でございますが、何せまだまだ蔵書の数が少なく、資料館と銘打つには厚みに乏しいところです。
しかしながら我々は世にも珍しい厚化粧集団、ドラァグクイーンの会社であります。当社の社訓である『みっつの“と”』
とりあえず
とにかく
とことん
そのままに、厚かましくも『あつカマ資料館』の開館をここに宣言いたします。
“あつカマ”の響きにどんな意味を含ませても無問題です。
そして、入手した資料をこの『あつカマ通信』にて順次ご紹介して参ります。
記念すべき第一回は、雑誌『BRUTUS ブルータス』No.316 1994.4.15
日本におけるドラァグクイーンの元祖と言われるミス・グロリアスさん(故人・古橋悌二さん)と批評家・浅田彰氏の交遊が記事として掲載されております。
僅か見開き一頁の記事ですが、写真家・篠山紀信氏によるミス・グロリアスさんの写真が、幾千の言葉よりも鋭い楔となって私の心を打ちました。
この方がいたからこそ、今の我々もある。
『あつカマ通信』はじめの一歩としてご紹介するのは、ミス・グロリアスさんをおいて他は考えられませんでした。
という訳で唐突に始まった『あつカマ通信』ですが、蔵書一万冊を目指して歩を進めて参ります。
皆さま今後ともどうぞ、お付き合いくださいませ。