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大欲は無欲に似たり。

2022.02.22 21:58

『成幸の法則2022』2.23

Vol.2036

大欲は無欲に似たり。

<吉田兼好>

熟成肉がポピュラーになりました。

肉が熟成されるとたまらない旨味を放ちます。

では人間は??

人間が熟成されると、何とも言えない万人に伝わる「人間味」が溢れ出します。

熟成のために、肉も私たちも、「時」を必要とします。

人生という限られた「時」の中で、我が為すことを誠実にやり続けることが、人間の熟成に繋がると思うのです。

しかし、その自分自身が「為すこと」がなかなか見つからない。

だから、たとえ年齢を重ねても、まだまだ熟成とは程遠い人もいるのです。

いい歳をして煽り運転をしたり、電車の中で大声で話していたりと、ごもっともな講釈を垂れる割には、我が身の益しか考えない人。

困ったものです。

そんな人に説教を垂れることもまたエネルギーの使い方としては勿体ないこと。

そうです。

私たちは真逆の選択をする。

それは、大欲に生きるということです。

この地球上で「貪欲」なのは人間だけです。

あの人は「意欲」がある。という言葉通り「欲」の全てが悪いものではありません。

しかし、人間が「強欲」になったが故の、地球の現状なのです。

ものに溢れ、大量消費の果ての大量破棄は、自然界に取り返しのつかない多くの負荷を与えています。

今後ますます、

「社会の発展のために貢献できるものを作りたい」

「困っている人々を救えるような薬や医療を開発したい」

「世の中の人々がより幸せになれるサービスを届けたい」

「より便利に暮らせる商品やサービスを提供したい」

といった、大きな欲による経済の進展が望まれる時代です。

私たち個人も、そのような大欲にしっかりと関わりを持ちながら、成幸を手にすることが出来たとしたら...

私利私欲ではなく無欲の境地に通じる生き方をしたいものです。

成幸コンシェルジュ

ひとみ幸お