大欲は無欲に似たり。
『成幸の法則2022』2.23
Vol.2036
大欲は無欲に似たり。
<吉田兼好>
熟成肉がポピュラーになりました。
肉が熟成されるとたまらない旨味を放ちます。
では人間は??
人間が熟成されると、何とも言えない万人に伝わる「人間味」が溢れ出します。
熟成のために、肉も私たちも、「時」を必要とします。
人生という限られた「時」の中で、我が為すことを誠実にやり続けることが、人間の熟成に繋がると思うのです。
しかし、その自分自身が「為すこと」がなかなか見つからない。
だから、たとえ年齢を重ねても、まだまだ熟成とは程遠い人もいるのです。
いい歳をして煽り運転をしたり、電車の中で大声で話していたりと、ごもっともな講釈を垂れる割には、我が身の益しか考えない人。
困ったものです。
そんな人に説教を垂れることもまたエネルギーの使い方としては勿体ないこと。
そうです。
私たちは真逆の選択をする。
それは、大欲に生きるということです。
この地球上で「貪欲」なのは人間だけです。
あの人は「意欲」がある。という言葉通り「欲」の全てが悪いものではありません。
しかし、人間が「強欲」になったが故の、地球の現状なのです。
ものに溢れ、大量消費の果ての大量破棄は、自然界に取り返しのつかない多くの負荷を与えています。
今後ますます、
「社会の発展のために貢献できるものを作りたい」
「困っている人々を救えるような薬や医療を開発したい」
「世の中の人々がより幸せになれるサービスを届けたい」
「より便利に暮らせる商品やサービスを提供したい」
といった、大きな欲による経済の進展が望まれる時代です。
私たち個人も、そのような大欲にしっかりと関わりを持ちながら、成幸を手にすることが出来たとしたら...
私利私欲ではなく無欲の境地に通じる生き方をしたいものです。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お