おもちゃ『のりものパズル 9ピース』
立方体にイラストが描かれているため縦積みをしながら構成遊びができ、スイスのアトリエフィッシャーならではの味わい深いイラストが特徴的です。
このおもちゃを使っていると3歳の生徒さんが「どうしてもっとたくさんの絵がないの?」と話していました。このおもちゃの魅力にはまり、もっと沢山の図柄を作りたいという発言ですが、立方体の面が6つであることに気づいていない事も同時に表しています。このおもちゃで立方体の特徴に気づくことができる力のある子に育ってくれることを心から望みます。
スイスの山並みを背景を持つロープーウェイの図柄は、モミの木一本あるだけでアルプスの少女ハイジを連想させてくれます。絵柄の子供たちがどのような光景を目にしているのかを想像し、にこやかな表情から美しい光景が広がっているのではと考えるだけで子供たちの明るい未来を願いたくなります。
スイスは世界有数の鉄道王国という事を知っている方も多いでしょう。街中を走るケーブルカーはどこか懐かしさを感じます。
木炭の煙を吐きながら走る蒸気機関車は、ゆっくりと風景を車窓に眺めながら山間を縫っていくのでしょうか。小さなうさぎがアクセントになり可愛さも生み出しています。
ハンカチを手にし窓から振る少女を乗せた自動車はどこへ向かうのでしょうか。ペットの猫と共にお引っ越しなのか・・・と想像を膨らませながら積み上げます。
帆に風をめいいっぱい受けてヨットでバカンスを楽しんでいるのでしょう。曇に隠れそうな太陽と3羽のかもめや白波のたつ海面が気になる所もありますが、私は素朴で好きなのですが子供たちには人気がありません。ヨットに乗る経験がないからでしょうか・・・
子供が目を輝かせて経験値と思い出を引き出しながらこのパズルを楽しむことができることができればと思います。