禅脳思考
Facebook相田 公弘さん投稿記事
人は、機嫌がいいときに、喧嘩できない生き物です。
以下のお話に詳しくあります♪
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機嫌がいいときに喧嘩したり、殺し合いをしたりすることはできません。
ところが、人はしばしば認知脳が暴走し、他人を愛さない理由をどんどんつくり出していきます。
つまり、一人ひとりが自分の心の状態に責任を持ち、フローな状態で機嫌よく生きることができれば、人間関係の悩みは解決されるのです。
だから、まずは、「自分の機嫌は自分でとる」ことが、人間関係の問題を解決するカギになります。
どんな人でも、機嫌が悪いときには、人に優しくできません。
人に優しくしようと言う前に、自分の機嫌をとることで、人に優しく接することができるのです。
機嫌よく生きることはそれだけでも人のためになります。
あなたも機嫌の悪い人とは一緒にいたくないでしょう。
多くの人が自分の機嫌をよくすることには注目しませんが、周りに機嫌の悪い人がいることは望まないのです。
したがって、自分が機嫌よく生きるということは、自分のためであると同時に他人のためでもあるのです。
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「禅脳思考」
辻 秀一 著
フォレスト出版より
http://amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894516292/andkei-22/
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人はそれぞれが違っていて、それが良いところだと思います。
逆に、みんな同じ顔で、みんな同じ思考で、みんな同じ身長体重だったらどうなっちゃうんだろう?
みんな違うからこそ、いいんです♪
しかし、仲間やグループ、上下関係、国境と、勝手にグループ分けをし、自分が属しているところは○で、そうじゃないところは×とか、
自分が所属している所は×に見えて、他を○なんて風に考えてしまうようです。
本来は、他人との違いはO.K.のはずなのに、その違いを相手の間違いだと意味付けしたり、過去の他人の行為に対する意味付けを書き換えたりして、人間関係というモノが悪化することもあります。
「違いは間違い」ではなく、「違いは尊い」ことで、そこからお互いが学んで進化してきたのではないでしょうか。
と、話は脱線してしまいましたが(^_^;)
まずは自分で自分の機嫌をよくして、周りの人に分かるくらい上機嫌でいたら、それだけで有り難がられる存在になりますね♪
いつでも機嫌がいい人って、イイですよね~(*^_^*)
※魂が震える話より
■「私と小鳥と鈴と」金子みすゞ
「私が両手をひろげても、お空はちっとも飛べないが、飛べる小鳥は私のように、
地面(じべた)を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、きれいな音は出ないけど、あの鳴る鈴は私のように
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、みんなちがって、みんないい。」です。
https://www.lifehacker.jp/article/140731book_to_read/ 【】「禅的な脳」を駆使して、最高の自分を引き出すための思考法
『禅脳思考』(辻秀一著、フォレスト出版)の著者は、企業やスポーツチームに対してメンタルトレーニングを行ない、個人、組織のパフォーマンスを高めることに尽力しているメンタルトレーニング専門のドクター。本書では「禅脳思考」という、心の状態を整えるための思考法を紹介しています。
禅脳思考をすれば、常に心に「揺らがず」「とらわれず」の状態を自分自身でつくり出すことが可能。目の前で起きたことに対して、無理に意味を書き換えることなく、あるがままに心を整えるメソッドです。そして禅的思考を身につければ、座禅を組むことなく、座禅をしたときと同じような心の切り替えができるのだそうです。
根底に根ざしているのは、チクセントミハイ博士が1970年代後半に行動科学の観点から唱えた「行動の内容に関係なくパフォーマンスが発揮されるときの心の状態は共通していて、それはフローの状態」というもの。ここに日本的な感性を交えて、「揺らがず」「とらわれず」の心の状態だと表現しているのだといいます。
第4章「仕事で最大のパフォーマンスを発揮する法」を見てみたいと思います。
「一生懸命が楽しい」という思考
「楽しい」という感情を仕事に関係なくつくり出すのが「禅脳思考」。その特徴は、仕事に「楽しい」を見つけるのではなく、思考することで自分自身の心に変化を生み出すことだそうです。
子どものころ毎日が楽しかったのは、それが結果などに関係のない楽しさだったから。ところが大人になるにしたがって認知脳の暴走が起こり、「なぜ、一生懸命しなければならないのか」「一生懸命にやるならなにをくれるのか」「一生懸命が楽しかったのに苦しい」などの位置づけが起こってくる。しかし、かつては誰もが子どもだったので、「実は一生懸命が楽しい」ことを知っている。つまり「一生懸命を楽しもう」と考えれば、誰もが心に"フローな風"を吹かせられるはずだと著者は主張しています。
最近では、「人間には、一生懸命を楽しめる遺伝子がある」という研究があるのだとか。しかし一生懸命の楽しさを体感することなく生きていると、不要な遺伝子はOFFになり、反応しなくなると言われているのだそうです。だからこの遺伝子をONにして、思考することが大切。
「一生懸命を楽しもう」と思考したときに感じる「楽しい」は、外界を変えることでも、外界に依存するわけでもなく、自らつくり出した感情。このすばらしさに気づかせるのが禅脳思考なのだそうです。(159ページより)
「心を整える」3つの自己ツール
「外界に頼らず、自分で自分の心を整える」
これが、禅脳思考の基本。そしてその中心は、脳、すなわち自分の思考。そう思考してみるだけで、認知脳の暴走は落ち着くのだそうです。認知脳の世界では、外界の三要素「環境」「出来事」「他人」に意味づけをしながら、それに反応して感情が起こり、心の状態が決まるのだとか。だから心を外界に持っていくことができ、その表現として、表情や態度があると考えられているといいます。いわば自分自身の表情や姿勢は、外界のものに支配されてしまっているということ。
「自分の心の状態は、自分で整える」という意識のある人は、自分の表情や呼吸、姿勢を大事にしているもの。それは自分の表情次第、呼吸次第、姿勢次第で、心の状態に変化をもたらすことができるから。
外界に関係なく笑顔でいると、人間はフローに傾きます。つまり「外界→認知→意味づけ→心の状態→表情・呼吸・姿勢」という認知的な流れのなかで生きているものを、「自分→ライフスキル→禅脳思考→表情・呼吸・姿勢→心の状態」という逆の流れにしていくべきだということ。
実際に「笑顔でいること」「深呼吸をすること」「姿勢を正すこと」は心を整えるために大切ですが、禅脳思考はあくまで思考。よってその前に、「笑顔でいようと考える」ことの重要性を、著者はより深く訴えているのだそうです。「深く大きな腹式呼吸をしよう」「背筋を伸ばして、姿勢を正そう」と考える。その思考が認知の暴走を鎮め、自分方向に向かうベクトルを脳内に生じさせるため、フロー化しやすくなるのだといいます。
禅脳思考では、まず「ノンフローになった自分に気づくこと」、すなわち、自分の感情に気づくことを重要視するそうです。するとスキル化されている禅脳思考が自動的に働き、心の状態がどんどんフローになる。そのためにも「表情」「呼吸」「姿勢」を自己ツールとして、笑顔でいよう、呼吸を深くしよう、姿勢を伸ばそうと考えてみるべきだと著者は記しています。(171ページより)
禅脳思考とは?
最後に、著者が提唱する禅脳思考をまとめておきます。
自分の感情に気づく。
意味の付いていない外界に自分で意味付けをしているということに気づく。
不快対策思考をしている自分に気づく。知識への裏切りに気づく。
自分の心は自分で決めると考える。自分の機嫌は自分でとると考える。
フロー状態の価値を考える。好きなことを考える。一生懸命を楽しむと考える。
言葉を選択すると考える。表情を選択すると考える。態度を選択すると考える。
今に生きると考える。与えると考える。ありがたいと考える。頑張れと考える。
思いやると考える。ありたいあり方を考える。◯◯してあげると考える。
(228ページより)
やや難解で観念的な部分があるようにも思えますが、禅脳思考は行動の質を変え、時間の質をよりよくし、人生の質を豊かにしていく最高の宝物だと著者は断言しています。心をフラットな状態にして読み込めば、新たな価値観を見つけ出すことができるかもしれません。
(印南敦史)