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おもちゃ好きの話したがり

特撮ではないゴジラは特撮か【アニメゴジラを観る前のお話】

2017.11.17 05:45

研ぎ澄まされた冷気が街を切り裂く季節となりました。自然の脅威に身震いするおもちゃ好き屋さんです。


さて、本日より公開されます『GODZILLA怪獣惑星』は、国産ゴジラ映画としては初の全編アニメーションです。

初めてのものをお目にかかれるというのは、何においてもありがたいこと。折角ですので、鑑賞前に私が感じておりますことを、気持ちが新鮮なうちに記しておきたく思います。


まず、一番に期待したいのは、誰でも楽しめるゴジラです。前作と申しますか、昨年の『シン・ゴジラ』は、ゴジラシリーズでも異例の大ヒットといっても過言ではないでしょう。誰もが観られるゴジラ、は初だったのではないでしょうか。

私の周りにも、シン・ゴジラが初めてのゴジラ作品であった方が多くおりました。中には、他のゴジラも観てみたい、と興味を持った方もいらっしゃいました。

しかし、単純な映画として人に勧めるには、ゴジラは少々クセが強すぎます。今回のアニメゴジラ が、このようなゴジラに興味を持ってくれた方々を新たにファンにするような映画であってほしいと思います。


続いて、ハンドルネームに恥じぬよう、おもちゃ的な観点から見てみましょう。

今回の怪獣の商品として、最も一般的なのはやはりソフビ人形でしょう。これらは非常に綺麗なラメ入りの青で成型されており、ゴジラソフビに新たな色彩をもたらしたものと感動しました。また、前売り特典のクリア版も、ふわりとした青がとても爽やかです。

一番くじのビッグソフビは成型色や手触りこそ違えど、緑やメタリックブルーが映えます。やはり今回のデザイン的に重要なカラーなのでしょう。

これらは、アニメの質感を再現するための処理なのでしょうか。それとも、植物由来の、例えば光合成であるとか、シン・ゴジラにおける放射熱線のような、特異な表現があるのでしょうか。

セルヴァムも同じ成型色であることに、少々頰が緩んでしまいます。予告では画面が暗いように見えましたが、あの中で輝くとなればとても映えそうですね。もしくはもやしのような植物の特長でもあるのでしょうか。根をはったり、種子を出したりと分かりやすいものがあると個人的には好みです。

独特な瞳の造形も素晴らしいですね。

ゴジラが人類と争うのは星の意思でしょうか。それとも、心のありそうなこのまなこには何かがあるのでしょうか。単純なヒエラルキー抗争や本能ではないものがあるのではと勘ぐってしまいます。


宇宙に逃避できるほどの文明が抑えられない生き物、というのも気になります。

それほどまでに突然の進化だったのでしょうか。なんにせよ、特殊な設定だけに期待は膨らむばかりです。


特撮の王者たるゴジラがアニメになる。近年、特撮の定義は良い意味で曖昧になっているものと思います。今や特撮とは、ヒーローが出るもの、怪獣が暴れるもの、とでも言えるくらいに気軽で、皆が楽しめるのものなのではないでしょうか。此度のアニメが、そんな茫漠たる世界を揺るがすのはやはりゴジラであった、と言える存在であってほしいなと願うばかりです。

そも特撮とは、アニメとは、3Dとは。そんな小さな枠に囚われないゴジラを待っています。


好きな方は勿論のこと、興味のある方は是非触れてみてはいかがでしょうか。知らない世界には知らない娯楽がごまんと転がっています。そんな中のおもちゃを拾い上げて、それがより良い出会いになりますことを心よりお祈り申しております。