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児童館の職員向け「やさしい日本語」研修②《実践編》

2022.02.25 05:37

先日、朝霞市にある「はまさき児童館」にて、2回目の「やさしい日本語」研修《実践編》を行いました。

今回の《実践編》では、各児童館ごとに「やさしい日本語」に書き換えたいものや、「やさしい日本語」で伝えたいことをそれぞれ持ち寄って頂き、前回の《基礎編》で学んだ外国人にも伝わりやすい「やさしい日本語」のポイントを踏まえて実践して頂きました。


ある児童館は、児童館内の通常の日本語で書かれた掲示物(児童館利用時の注意事項やお願い)を外国人にも分かりやすい「やさしい日本語」で書き換えました。また、初めて外国人親子が児童館に来た際の案内を「やさしい日本語」でやってみることに挑戦した児童館もありました。毎月発行している「児童館だより」を外国人親子向けに書き換えた児童館もありました。

皆さん真剣に「こう言ったら分かりやすいかな」「こう書いたほうが伝わるかな」と意見を出し合っていました。


「やさしい日本語」に挑戦してみた職員の方々からは、以下のような感想を頂きました。

・「やさしい日本語」を作るのがこんなに難しいとは思いませんでした。

・普段の言葉づかいや表現を見直すことができ、とても勉強になりました。

・あれもこれも書くのではなくて一番伝えたい情報を選ぶことで伝わりやすくなることを学びました。

・省略しすぎて伝わるのか不安だったり、冷たい感じにならないかと不安に思っていましたが、掲示で省略したところは直接口頭で捕捉したり、表情や話すトーンも大切と聞いて納得しました。

・外国人にも日本人にも平等にやさしい児童館を目指していきたいです。

・誰が読んでもわかりやすいような言葉選びを今回の研修で学ぶことができました。

皆さんがおっしゃる通り、「やさしい日本語」は外国人だけでなく、子どもやお年寄り、障害のある方にとっても「やさしい」ことばなのです。

アンケートにお答えいただいたすべての方に「新しい発見・気づきがあった」「今後の業務に活かしたい」とお答えいただくことができました。

今後もこのようなニーズのある場所に「やさしい日本語」を伝えていきたいと思います。

朝霞市の児童館の職員の方々、ありがとうございました!