ミヤBM細粒
2022.02.25 15:02
成分名:酪酸菌(宮入菌)
(菌種)Clostridium butyricum
(含量)1g中に宮入菌末40mgを含有する。
<作用機序分類>
生菌製剤
<予想される疾患>
下痢、軟便、便秘、腹部膨満感などの各種腹部症状
<調剤時の注意>
アミノフィリン、イソニアジドとの配合により着色することがあるので配合をさけることが望ましい。
<服薬指導>
[効能説明]
「善玉菌を体内に取り込むことで、腸内環境に整えて、下痢や便通を改善する整腸剤です。」
[服用方法説明]
「なるべく食後に服用するように。(添付文書上は経口投与)」
{もっと詳しく}宮入菌は芽胞形成菌ではあるが、空腹時の胃内pH1~2よりも 食後の胃内pH4~5の方が、移行率が高いと考えられる。
<薬剤師からの質問>
Q. 「抗生剤と併用することはある?」
A. 「ある。芽胞形成菌であるため、ビオフェルミンRやラックビーRには適応のないニューキノロンやテトラサイクリン系抗生物質に対しても抵抗性があると考えられる。」
*整腸剤については3月中にまとめる予定
<参考>
整腸剤の使い分け
https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=3539