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マヤ

『オフの朝』(続・臣隆妄想劇場49)ショートバージョン

2017.11.14 15:30

「愛してるよ」


伊豆の宿で聞いた臣のあの甘い言葉は、隆二の心に深く刻まれた。


思い出す度に、嬉しくて、少し切なくて、愛しさで胸がいっぱいになった。




オフの朝、隆二は早くに目が覚め、隣で寝ている臣の顔をみている。


真っ白なシーツにくるまって、幸せそうな顔をしている。


凛々しくて濃い眉毛も、長い睫毛も、形の良い鼻も、全てが愛しい。


臣はいつも隆二の唇が好きだと言ってるが、隆二も負けない位に、臣の柔らかくて厚みがある唇が好きだ。


まだ同棲したての頃、いつもこの唇で隆二の髭ごとすっぽり包み込むキスをされていた。


その度に体が熱くなり、何とも言えない幸福感に満たされていた。


臣は耳に触れられるのを極端に嫌がるけど、実は一番感じやすいとこなんじゃ?


いつか耳だけで落としてやろうと企んでもいる。


(寝起きの画像欲しいな…)


臣はシーツに丸くくるまって、顔だけ外に出している。


(このまま撮ったら、てるてる坊主みたいだし…)


(優しく起こしてみて、起きた瞬間を激写してみるか…)


シーツをそっと引っ張ってみる。


手でしっかり握ったままくるまっているので、ちょっとやそっとじゃ取れない。


(ちょっとだけ手を緩めて欲しいんだけど…)


臣は全身シーツにくるまっているが、下の方を見ると、足首から下は外に出ている。


隆二は一瞬ニヤリと笑って、臣の足裏をコショコショしてみる。


臣は眉間にシワを寄せて、「んーっ…」と言って大きく左に寝返りを打った。


シーツがほどけて顔の右半分が外に出た。


(しめしめ…)


隆二は臣の右耳に口を近づけ、甘ったるい声で囁く。


「お…み」


ビクッと臣が反応した。


「んん〜っ…」


更にしかめっ面をして、ベッドにうつ伏せになる。


隆二は臣の右側に座っていたが、ベッドの上に立ち上がり、寝ている臣の上をヒョイっと跨いで左側に移動した。


唯一見えている右耳にまた口を近づけて囁いてみる。


「お〜み…」


またビクッとして臣は、


「あーっ…もうっ!…こしょばい…やめぇ…」


と言って、右耳を手で擦っている。


「へへへへ…」


隆二は楽しくなってきて、つい笑い声を立ててしまう。


臣は声に気づき、眠そうに半分だけ目を開けて、隣にいる隆二を見る。


隆二「おはよっ!」


臣「もうっ…ヒゲこしょばいからやめー…」


またうつ伏せになり、シーツにくるまろうとする。


隆二(あー…楽し)


「臣!ちょっとだけ上向いて。寝起きの写メ撮りたいから…」


臣「あ?マジ…訳ワカンねぇし…どういう趣向や…」


隆二(関西弁になっとるがな…)


隆二「いーじゃん!一枚だけ撮らせて。壁紙にすっから」


臣「寝起きなんか、やだよ…もちっと寝かせて…」


臣はシーツの中でもぞもぞしている。


隆二はシーツの上から、臣の上に馬乗りになり、半ば強引に、臣の首から上だけシーツを剥ぎ取る。


臣は迷惑そうな顔をして、「あにすんだよ…」


隆二(しむけんみたいになっとるがな…)


隆二「一枚だけ!いいでしょ?後で飛びっきりのモーニングキスしてやっから」


「もーっ…何フェチだよ」


臣はそう呟いて手で顔の半分を隠し、照れ臭そうに笑顔を見せた。


(おっ⁉︎シャッターチャンス♪)


隆二は臣の上に乗っかったまま、手にしたスマホのシャッターを押す。


カシャ💥


撮ってすぐに画像をチェックする。


(おっ!完ぺき‼︎)


ポチッとスマホの壁紙に設定した。


臣に乗っかったままで壁紙を眺めていると、臣の手が伸びてきてスマホを取り上げ、サイドテーブルに置いた。


「へ?」


隆二の笑顔が凍りつく。


臣は悪そうにニヤッと笑い、隆二をシーツの中に引きずり込んだ。


「わぁーつ!待て待て!!…臣、まだ寝るんでしょ?」


こんどは臣が隆二の上に馬乗りになり、隆二の顔を少し横に倒して、耳の後ろをペロリと舐めた。


「や…やめろ〜!…おみ…ギブギブ!」


臣は構わず、唇と舌で隆二を攻める。


「耳はやめてって‼︎…おみっ…ギ〜ブ…」


隆二に激しい攻撃を続けながら、マンションの壁が防音で良かったとホッとする臣だった。



「ギーーーブ…ううう」




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