「有事にアメリカも国連も守ってくれない」
情報速報ドットコム
【転載開始】
■「有事にアメリカも国連も守ってくれない」
核放棄のブダペスト覚書とウクライナ侵攻
ネットで大論争に!
2022年2月26日
2月24日にロシアがウクライナへの
全面侵攻を開始しましたが、これについて
「アメリカや国連が守ってくれない」と
する声が高まっています。
元々ウクライナは世界第3位の核保有国で、
1994年12月7日に核放棄を定めた
「ブダペスト覚書」をアメリカ・ロシア・
イギリスなどと締結。
このブダペスト覚書ではウクライナが
核兵器を破棄する代わりに、締約国が
ウクライナの安全を保証すると定めていま
した。
しかしながら、2014年にロシア軍が
クリミア半島に駐留してからは絵に描いた
餅となり、遂にはウクライナ全土への侵攻
となります。
国連もロシアが常任理事国ということで
国連の決議案は全て拒否され、ロシアの
侵攻を止めることが出来ていません。
厳密に言うと、ブダペスト覚書は
ウクライナに攻め込まないとする条約ですが、
ロシアのウクライナは侵攻によってそれは
完全に消えました。
日本の状況に当てはめて核武装論や
憲法9条への批判が相次ぎ、
「ウクライナが核兵器を破棄したのは正し
かったのか」で大論争となっているのです。
当時はソ連崩壊直後ということもあって
西側諸国はウクライナの核兵器がアフリカ
などに拡散されることを懸念して、核兵器
の破棄を強く求めた経緯もあり、ウクライナ
が核兵器保有を続けるのは困難だったと見ら
れています。
ただ、核兵器の破棄から28年後にこの
ような侵略行為を受けている現実があるわけ
で、どちらが正しかったのかは断定が難しい
ところです。
いずれにせよ、今までアメリカや国連を
軸にして国際秩序は構築されていましたが、
それに対する信用が大きく損なわれたのは
間違いないと言えるでしょう。
★ブダペスト覚書
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3
ブダペスト覚書(ブダペストおぼえがき
英:Budapest Memorandum on Security
Assurances)とは、1994年12月5日に
ハンガリーのブダペストで開催された
欧州安全保障協力機構(OSCE)会議で
署名された政治協定書で、ベラルーシ、
カザフスタン、ウクライナが核不拡散
条約に加盟したことに関連して、協定署
名国がこの3国に安全保障を提供すると
いう内容。アメリカ合衆国、ロシア、
イギリスの核保有3カ国がこの覚書に署名。
また中国とフランスは別々の書面で若干
の個別保障をしている[1]。
★ウクライナ外相「米国の安保を信じて
28年間 “核放棄”してきた」・・・
「代価を払え」
https://news.yahoo.co.jp/articles/
a23f276eb51d7a50f580d5cb136d
357111325c29
ウクライナのクレバ外相は「1994年の
核放棄決定は、賢明な判断ではなかった」
と語った(画像提供:wowkorea)
ウクライナのドミトロ・クレバ外相は
「1994年の核放棄決定は、賢明な判断で
はなかった」として、米国に対し「当時
約束していた安全保障を履行せよ」と
求めた。
クレバ外相は22日(現地時間)
米フォックス放送に出演し「当時ウクラ
イナが、核放棄の決定をしたのは失敗
だったのか」という質問に、先のように
答えた。
【転載終了】
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やはり、ロシアはならず者国家ですね。
安全を保障しなければならない大国の
ロシアが約束を破り殺戮に走るとは。
ところで、常任理事国が一国でも反対
すれば否決されるような組織は存在意義
がないですね。
しかも当事国の。
米国とNATO、国連の存在に疑義が
生じてきた事態ですね。
常任理事国は、戦後70年以上経過し
ているので、ガラガラポンしてもいいの
では。