設計技術者のためのすぐ使えるDRBFM実施手順書
安全・安心な製品を市場に供給することは製造業に課せられた使命です。
自動運転などの自動制御を行う電子機器、IoTで使用される電子機器、センサーなどの部品、医療用電子機器などには高い信頼性が要求されます。
設計工程では、市場において潜在する欠陥による故障発生を防止するとともに、万が一故障が発生してもリスクが最小限となるよう事前に対策を講じなければなりません。本手順書では、機構部品、電子部品などを内蔵した製品、コンポーネントのFMEA(DRBFM)、FTA、リスクアセスメントなど、その目的に応じた信頼性解析手法、解析手順を理解することを目的とします。
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目次
1. 今製造業に求められる品質管理とは
1.1 守り(再発防止)から攻め(未然予防)の品質管理へ
1.2 品質問題流出ゼロを実現するしくみ
1.3 不良率管理からリスク管理へ
2. ボトムアップ型の設計品質作り込みとは
2.1 設計システム(プロセスと技術)
2.2 認定(validation)から査定(assessment)へ
2.3 お客様本位のボトムアップ型設計フロー
3. 電子機器開発における信頼性設計のポイント
3.1 市場で発生している故障の要因
3.2 電子部品の故障メカニズム
3.3 信頼性試験・環境試験の考え方
3.4 電子機器開発における信頼性設計のポイント
3.5 ソフトウエア組み込み機器の信頼性
4.機構部品、ユニット開発における信頼性設計のポイント
4.1 構造物の安全性・信頼性
4.2 疲労破壊とメカニズム
4.3 CAEの活用
5. FMEAを理解する上で重要なポイント
5.1 故障と故障モードとは?
5.2 過去事例より故障モードを抽出する方法
5.3 新規点・変更点リスト
5.4 セルフFMEA
5.5 FMEAレビュー
5.6 リスク評価基準(RPN法と簡易評価法)
5.7 FMEA/DRBFM実施フロー
6. 機構ユニットFMEA/DRBFM実施手順
6.1 機構ユニットの故障モードとは?
6.2 FMEA/DRBFM実施フロー
6.3 機構ユニットFMEA/DRBFM実施事例
7. 電子ユニット・組込みソフトFMEA/DRBFM実施手順
7.1 電子回路、組み込みソフト、購入ユニットの故障モードとは?
7.2 FMEA/DRBFM実施フロー
7.3 電子ユニット・組込みソフトFMEA/DRBFM実施事例