令和4年度の新予算について
週明けから新年度予算について総括質問、3/2~は予算特別委員会が開かれ、詳しく新予算の質疑を行っていきます。
僕は総務分科会(総務常任委員会)なので調査する範囲は内部事務やまちづくり全体のところになります。
↑のURLは新年度の施政方針、今年はどんなことに取り組むかを書いてくれています。
昨年度の施政方針とも見比べながら新しい事業や継続している事業を確認しています。
市民サービスで面白いと感じる新規事業をいくつかピックアップすると
・キッズスクエアのオンラインプログラム実施などの事業活性化
・資金不足から大学受験が難しい家庭への支援策、大学等受験料支援金制度
・市民問い合わせが24時間できるAIチャットボットの導入
・図書館、マイナンバーカードでの本の貸し出し(9月以降~の予定)
他にも直接関係ない方も多いかもしれませんが、こういった項目もあります。
・生活困窮者の家計管理など生活改善を図る家計改善支援制度の導入
・市民ホールのネーミングライツ導入
・60歳の歯科検診の実施(今は40歳と50歳の実施)
・子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)のキャッチアップ接種(平成9~17年生まれ)
・さくら参道の無電柱化(これは実施に向けて調整中)
・目立つ屋外広告物の改修費補助の事業延長(芦屋市屋外広告物条例)
国の施策に則った事業も含まれていますが、色々と新しい動きが分かります。
個人的には基本方針の締めくくりに 「教育のまち芦屋」を目指して とあらためて記して頂いたことが嬉しかったです。重点取り組みの第一でも子育てとしていますし、若い世代にスポットを当てて頂けていると感じました。
施政方針の中にJR芦屋駅再開発の項目も上がっていますが
「JR芦屋駅南地区市街地再開発事業では、一日でも早く安全で快適な駅前空間をご提供するために、議会で承認されるよう説明を尽くし、市民のご理解とご協力を得られるよう、しっかりと取り組んでまいります。」
これだけなので本件は本当に行き詰ってる雰囲気が感じられます。
なんとか進められないものかと思案していますが、、、。
令和4年度の歳入は429億2600万円、特に市税収入をみると229億円で予算の53%を占めます。令和3年度は224億円(補正後231億円)ですので、コロナの影響も小さく安定した市税収入で推移しています。コロナで大打撃を受けたのは観光や法人から収入を得ていた自治体でした。
芦屋は何といってもこの市税収入(特に市民税)が揺れ動く要素になり、ここが減少となってしまうと市政運営の見通しが難しくなってしまいます。ですのでひとまずは現状のサービスは安心できると思いますが、新しいサービスを生むためにはもっと市税収入を増やさなければならないという芦屋ならではの難しさもあります。
新しいサービスも多数実施しようとしている今回の予算、男女共同参画や市民協働も多数見られており、いとう市長のカラーが出ているように感じる予算です。どのように事業を進めていくのか確認していきます。