令和4年 3月のお知らせ
日頃より、三谷八幡神社への崇敬を賜りまして、誠にありがとうございます。
ここ数日、一気に春の訪れを感じさせるような、暖かな陽気が続いております。
しかし、2月は全国各地で非常に雪の多い年となりました。
去る2月10日に行われた初午祭の日、三谷八幡神社の境内にも、うっすらと雪が積もりました。
晴れの日、曇りや雨の日、そして雪の日――。
自然と一体になった神社の空間は、日々新たなる表情を見せてくれる場所です。
折々にご参拝いただき、その雰囲気を心のままに感じていただけましたら幸いです。
この記事では、3月の行事のご案内と、2月に斎行した主な祭典のご報告をいたします。
3月の予定
【令和4年(2022年)】
➤3月1日(毎月1日)午前8時半 月次祭
➤3⽉3⽇(木) 上⺒の節句
➤3月6日(日)正午 稲荷神社大祭
6日の稲荷神社大祭は、本殿左手奥の摂社・稲荷神社にて斎行されます。
屋外で行われる祭典ですが、どなたさまにもご参列いただけます。
この日は、稲荷神社の御扉が開扉されますので、御神威・御神徳を間近に授かることが叶う貴重な機会です。
祭典の後、それぞれにご拝礼ください。
稲荷神社について
稲荷神社の御祭神は、宇迦之御魂神(うがのみたまのかみ)です。
ご神名の「宇迦」は「ウケ(食物)」の意味で、特に稲(命の根、稲霊)を意味する、穀物・食物の神様です。
その御神徳は、五穀豊穣はもとより、商売繁盛や諸産業の発展隆昌、私たちの衣食住の豊かな暮らしを守り導いてくださいます。
一般的には「お稲荷さん」と信仰されており、これは「稲が生(な)る」が転じて名付けられた名称です。
よくお稲荷さんと言うと、御祭神が「お狐さま」であると思われがちですが、お狐さまは宇迦之御魂神に仕えてお働きになる「ご眷属(けんぞく)」です。
2月3日 節分祭のご報告
今年の節分祭も、明るく晴れやかな空のもと、併せ追儺神事(豆打ち)も滞りなく斎行いたしました。
武蔵小山総鎮守の氏神神社として、氏子地域の平安を祈り、御祭神の御神威をもって、鬼(疫病をはじめ、さまざまな災厄)を追い払う豆(魔を滅する)打ちにて「祓い清め」を執り行い祈念しました。
この節目(節分)を迎えて、いよいよ本格的に「春」が訪れようとしております。
皆様のもとにも、たくさんの幸福が訪れますようにお祈り申し上げます。
2月10日 初午祭のご報告
冒頭にも書きましたように、この日は朝から雨が降り、後に雪へと変わるほどの寒さでした。
それなのにもかかわらず、祭典には大変多くのご参列をいただきました。
寒空の下ではありましたが、澄んだ空気の中で粛々と初午祭を斎行できましたこと、心より感謝申し上げます。
当神社の御祭神・誉田別命(ほんだわけのみこと=応神天皇)は、子育て・教育の神でもあります。
稲荷神社の右側の眷属さんは、子狐が母狐の乳を飲む愛らしい母子眷属です。
また、稲荷神社真裏には、子を躾ける「子育て稲荷」の親子眷属さんが祀られています。
どうぞそちらも、ご参拝ください。
2月17日 祈年祭のご報告
この祭典は、年に数回だけの「大祭」にあたるため、御扉を開扉して参拝ができるまたとない機会でございます。
平日ではございましたが、多くの皆様にご参列いただき、温かく厳かな雰囲気の中で祭典を斎行いたしました。
三谷八幡神社に新宮司が着任して、間もなく2年目の春がやってきます。
当神社で斎行する祭典も、2度目の経験ともなると、たった1年後であってもさまざまな変化を感じております。
三谷八幡神社には、これまでも日頃より多くの方がご参拝くださっておりましたが、四季折々の祭典にご参列くださる方も次第に増えてまいりました。
年間の祭典行事を大切にしていただきながら、相共に祈りを届けてまいりましょう。
おわりに
さて、当神社の境内にはさまざまな樹木がありますが、先日そのすべてを剪定いたしました。
これまで以上に青空がよく見通せるようになり、明るく晴れやかな雰囲気を感じていただけるのではないでしょうか。
また、樹木にはそれぞれ名札をつけましたので、ご参拝の折には春の穏やかな陽射しを浴びながら、境内を散策していただければ幸いです。
間もなく、桜の美しい季節がやってきます。
少しずつ花粉が飛び始めたり、寒暖差で体調を崩しやすい時期でもあるかと思いますので、どうぞご自愛くださいませ。
三谷八幡神社 社務所