Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

こだま美由希ピアノ教室・広島市中区

【先に生まれた者としてどう指し導くのか!】

2017.11.18 08:00

『ラグビー校長、 体罰と教育を熱く語る』 

 大八木 淳史著

以前に増して 体罰や躾という言葉の下に 

虐待だと事件になって日々のニュースに目にすることが

多々ありますね。


このご本、ラグビーから大八木さんが

何を学び、現役時代ご活躍され、どう指導者として

社会に還元されているのか書かれている。。


「躾」=身を美しく と書く。

躾する側にも身の美しさがあって

子供達に躾が行き届くということだと思う。


身を美しくとはどういうことか・・・

見た目は周りの人への配慮も含め美しく

そして魂も磨き美しく。。


ただただ厳しくすればいいわけでもなく

ただただ結果がでたら良いわけでもない。

先生だから体罰をして良いわけではない。


先生=先に生まれる

大八木さんも書かれているけど

先に生まれた者だからできる助言がある。

(海外の友人が、日本ってどんな人にでも先生って言うんだね!

って言ってたなあ 笑)


スポーツもレベルに応じて楽しむ、親しみ方があり

そこから人としての資質を養っていくことが重要と。


日本の一つだけに秀でると、それのみになってしまうことにも

警鐘を鳴らしておられる。

これは同感。

ピアノを懸命にすると勉強ができない。。

これは絶対にない!


もちろん目指す方向にもよるけど、

できると思えば工夫するし、集中力も上がる、

はじめからできないと思うことが

脳に制限をかけてしまう・・


ピアノも同じではなかろうか?

熱心にする人、趣味として、様々な年齢・・

どんな学び方でもやはり資質を養っていくことはできるし

そこがテクニックより大切でもある。


いや、テクニックも大切で習得しても

それのみで心動かす演奏にはならない。


上手だから威張って良い、何をやってもよいわけでもない

趣味だからルーズになってよいわけでもない


行き着くのはその人の資質!


ジャンルを問わず、指導者、先生、子育て中の親御さんには

ぜひ手にとっていただきたい一冊です!


次回は、私が師とはこういうことなのかと

頭の下がった私の師の背中をご紹介しようと思う。。