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2022なでしこリーグ1部展望

2022.02.27 17:04

昨年(2021年)は残念ながらコロナで長距離遠征が難しいのもあって、なでしこリーグ1部に関しては一度も現地観戦することなく終わってしまいました。ただ、全試合YouTube中継と各節ダイジェストがあったので、試合をチェックすることは出来ました。

今年は、応援しているバニーズ群馬FCホワイトスターが1部に上がったり、長野時代から一貫して応援してる鈴木陽選手が昨年途中加入したオルカ鴨川に更に兼重選手が加入したり・・・。今年は現地で是非応援しなければと思ってます。

2022シーズンのなでしこリーグ1部は、3月19日と3月20日に開幕。あと3週間くらい。シーズンオフで色々と勢力図も変わってるかと思うので、自分メモも兼ねて独断と偏見に満ちた展望を書いてみたいと思います。

上の画像、本当はエンブレム入りのを最初作ったんですが、怒られそうなんで止めました笑。

先ずは昨年、圧倒的な攻撃力と開幕からの連続無失点など、最終的には2位に勝ち点12差を付けて優勝した伊賀。

しかし、こちらのツイート記事で書かれている通り、WEリーグ参入が見送られたことで主力の大量流出を招きました。女子サカマガさんの一部有料記事ですが、結構詳細ですので興味のある方は是非全文ご覧ください。

10番杉田選手の移籍もさることながら、大きな戦術的転換を余儀なくされるのは、大嶽監督(J3鹿児島へ)と西川明花選手の離脱。大嶽監督が試行錯誤しながら築き上げたプレッシングサッカーにとって、CFでありながら守備の尖兵として多大な貢献を見せながらリーグ得点王となった西川選手は、優勝へのラストピースであったと思います。長野時代もCFで光る才能を見せながら、どうにもチーム戦術にフィットしなかった(当時の長野はサイド攻撃が・・・ぐすん)西川選手。伊賀でも最初はサイドで使われていたと思いますが、昨年の活躍は出色でした。攻撃の全権を握っていた杉田選手と合わせ、ここの離脱はかなり大きい。攻撃に関して実績のある森選手や小川選手、昨年は途中出場が多かった沖野選手ら既存選手が奮起したとしても・・・。そしてFW登録の新加入がゼロ。少なくとも昨年のような独走はなさそうかなと予想します。

個人的な注目は、長野からの移籍2年目で背番号が22→4となった西林里恵選手。


私にとってスフィーダで真っ先に思い浮かぶのは、筑北村サッカー場整備完了記念試合の相手をしてもらい、当時長野がカテゴリー上なのに0-4の完敗(むしろ4点で勘弁してもらった)を喫してホントすいませんでした的な気まずい思い出が笑。村でも結構宣伝していただいて、公式試合ではないのにぱっと見200人以上は来ていたけど、ため息しか出なかった笑。

そんなお強いイメージのスフィーダ。昨年も伊賀には走られたものの、セレッソと日体大との競り合いに勝ち準優勝。昨年2人合わせて22ゴールの攻撃二枚看板、大竹選手と長﨑選手が揃って健在なこともあり、今年も順当に優勝争いに絡んでくるんだろうなあと予想。


引き分けの多さでスフィーダに準優勝を譲ったものの、負け数は1少なく優勝の伊賀に次ぐ4敗。更に皇后杯ではWEリーグのチームを次々撃破してのベスト4進出など、地力は1部屈指のチーム。毎年主力を引き抜かれながら戦績は落とさず、2023年のプロ化&WEリーグ参入を目指して今年はアマチュア集大成のシーズンとなる可能性も。

皇后杯を見る限り、優勝争いの本命か対抗辺りに推さざるを得ないか。2/26の練習試合でも同じくなでしこ1部のスペランツァ大阪相手に7-1と圧勝。昨年WEリーグ新設の影響を最もマイナス面で受けたが、今年はそれがないのも好材料。


徳失点差がマイナスなのに4位になったのは、伊賀と世田谷相手の大敗が多かったから(伊賀には2試合で1得点9失点、世田谷には2試合0得点6失点)。接戦では強く。得点が伸びなかった(得点ランクにもシュート数ランクにも日体大の選手は上位に入っていない)一因は、エース李選手の故障離脱もあったはず。同じくシーズン途中の離脱となった関口選手も含め、ケガ人が毎年多い印象がある。チーム名変更の初年度、どのようなチームとなるか。新入生で即戦力となる選手がいれば面白いが。


申し訳ないことに、私にとって一番謎なチーム・・・。2019年、長野の2部降格と入れ替わりで1部に上がった為、近年長野との対戦が無く、観戦の機会もなかなか。監督が代わったり、昨年決定率ランキングに入っていた山田選手がラブリッジに移籍したり。どんなチームになるのか。コロナ禍とはいえ2021シーズンのホームゲームの観客席数は最大で200ってのも寂しい。


沖野るせり選手引退が、長野方面の常盤木大好きおじさん達(一時期、練習試合やったりメグミルクカップ参加したり皇后杯会場が長野県佐久市だったりで観る機会が多かった)の涙を誘ったシーガルズ。しかし長野から「なでしこリーグのチラベルト」新井選手が海外移籍以来の復帰。長野時代は出番が少なかったものの、WEリーグ開幕前プレマッチのノジマ戦では何度も訪れたピンチを完封し勝利の立役者に。あのプレーが続けられるなら守護神としてリーグトップクラスなのは間違いない。多分。今年からキャプテン&10番になった小須田選手も中心選手として注目。


なんか勝ち切れない印象があったのは、14節のオルカ戦見てたからか。オルカを応援してたけど、正直あのPKは酷かった。審判が。倒したとされた沼田選手は引退、倒されたとされて自らPKを決めた正野選手がハリマに移籍加入という運命の不思議・・・。巴月選手はウイングっぽいポジションから凄い得点も決めてたが、今年は更に得点数を伸ばすことも期待されそう。


チームの象徴的な存在であった三浦桃選手がWEリーグのちふれに移籍、得点源の竹林選手は引退。ネーミングライツ契約によるチーム名変更と、大きな変化のうねりが訪れているラブリッジ。個人的注目は、開志から加入してルーキーシーズンの昨年、リーグ終盤にサイドバックとして先発が増えアシストなど目に見える結果も出した平尾選手。


野田新監督以下コーチ陣も一新、浦島新キャプテンの元で新たな船出。シーガルズから高村選手、早稲田大学から並木選手、バニーズから兼重選手と各ポジションに即戦力級を補強。特に昨年は、期待された途中加入の鈴木陽選手が途中離脱してしまい解消しきれなかった得点力不足に、2部で得点ランク2位(シーズン後半の多分ケガによる不調がなければトップも狙えたと思っている)10得点を決めた兼重選手の加入は大きい。2019年はメニーナや早稲田とやり合った関東1部で得点王。その頃から上のカテゴリーで絶対通用すると思っていた選手。鈴木陽選手+兼重選手の2トップとかなったら俺得なのは差し置いてリーグでもかなり大暴れできるんじゃないかと密かに台風の目的な期待をしています。


監督は長野にも縁が深い種田監督。長野で素晴らしいテクニックを見せてくれた中野選手もいるチーム。「コノミヤ・スペランツァ大阪高槻」からチーム名変更、退団と新加入のバランスを見ると戦力的にはプラスだと思うが・・・。ベテランが多いのと失点癖を何とかしないと。


松田選手、神田選手、山岸選手(本藤選手は移籍)とパルセイロレディースからの移籍選手も多く応援してはいるものの、昨年は11位とギリギリで残留。2部をアカデミーが優勝したことで入替戦に回ることもなくなったのは大きかった。失点の多さを解消すべく、大卒や移籍組合わせDF6人を補強。攻撃は10番神田選手の技巧によるところが大きいが、ハリマから新加入の長身DF嶋林選手をFW登録。これがヒットすれば・・・。


昇格は決めたものの、監督や主力選手の相次ぐ退団・引退があり、1部の強敵相手にどう挑むか。攻撃面では得点源の兼重選手が移籍、スーパーサブ的な役割を担ったキャプテン相沢選手が引退。実績があり群馬出身の大矢選手や、2部で8得点を決めたつくばの古寺選手を補強。2部新人王となったスピードスター佐藤選手を軸に、新加入の2人を絡めたFW起用になりそう。中盤は前川選手引退は残念だが、後半戦でレギュラーに定着した小泉選手ら入替戦先発組はそのまま残りそう。問題はバニーズ組2人が引退したCB。特に昨年2部MVPクラスの活躍だった野間選手の引退はデカい。瀧澤選手、宇内選手、あとは新加入の誰かになるんだろうけど、ここは正直不安。あとはGK小髙選手ケガしないで。

あと、群馬には是非ともスタグルの充実と、開幕1ケ月を切ったのに未だ発表が無いサポーター会員の募集詳細をお願いします。