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清華社通信

清華開発、3000トン電気推進貨物船が進水

2022.02.27 18:49

 清華が自主開発した3000トン級の電動貨物船「電父1号」が25日、江蘇省南京市で進水した。「電父1号」は長江水域での載貨重量が最大で、かつ制御システムの国産化率が90%以上の電動貨物船であり、長江をはじめとする国内の河川運航を環境配慮型かつ低炭素型に転換への大きな鍵になる。

 この船は内燃機関利用の船舶から改造されたもので、甲板に搭載された2組の移動可能な電池は2200キロワット時の蓄電が可能。また、埠頭で3時間をかけてフル充電すれば、120キロ以上の航行ができるという。

 専門家の試算では、この能力とコストだと、長江を航行している80%以上の貨物船を電動化することにつながるという。また電気推進への転換は、内燃機関を有する船の改造だけで済み、それぞれの船を改造するのに必要な期間は半年以内に抑えられる。